暑かった飯豊山

8月3日から6日にかけて飯豊山にENDさんとトコロで登ってきました。なお、この報告は個人ブログ(山猫自転車店http://mtcatcyclo.jugem.jp/)の縮小版です。飯豊に行くなら、石転び沢と決めていたので、ルートは簡単に決まった。車に戻る必要があるので、下山は長い大嵓尾根となる。初日は静岡から飯豊山荘まで車での移動。もっと遠いかと思ったら、順調に走って思った以上に楽な移動となった。飯豊山荘にはテント場がなく向かいの飯豊ロッジにはある、ということでここにツェルトを張って前泊。

4日、3:30にENDさんが隣のツェルトで動き始めるので起床。豪華な朝食ののち、5:00林道歩きから出発。

▲温身平への林道を行くENDさん

温身平から石転び沢・門内沢出合までアップダウンを繰り返し道は意外と悪い。日が出て暑くなってきた。

▲飯豊山のぼるならここから。石転び雪渓。傾斜緩くアイゼンを使わなかった。

石転び沢雪渓は傾斜もゆるく落石もほとんどなかった。涼しくて快適。しかし、雪渓終了後の草付きは最悪。暑くて暑くて熱中症に注意という感じだった。飯豊山は標高が2100m程と低いので気温が高い。

▲雪渓が終わった草付きからの石転び沢
▲夕方の梅花皮山荘テント場。ツェルトを設営

翌4日、暑さを避けようと4:00出発。この日も好天、ということは暑くなる。草に着いた朝露でぬれた。靴がグズグズに濡れ靴の中だけは沢歩きだった。

▲御西小屋への主稜線上から大日岳への尾根を望む。2日目のルート。
▲御西小屋から見た大日岳。飯豊連峰の最高峰

大日岳への稜線は起伏も少なく歩きやすかった。空身でピストンしたので暑いけれど快調でした。

▲御西小屋から空身でピストンした大日岳
▲飯豊山方面の主稜線

飯豊はなだらかの稜線、背丈の低い草原、くぼみに残る雪と池が美しい。しかし、暑くてかなわん。でもENDさんは昨日は暑かったようですが、本日はそれほどでもない様子だった。

▲暑くてよれよれになって飯豊山山頂に到着
▲本山小屋のテント場はトンボの楽園だった。

翌日の長い下山は、やはり4:00出発。朝から暑さで疲れた体は動きが鈍い。まずは飯豊山まで登り返す。前日尾根への入りは確認済み、さっさと下山を始めると日が出てきた。

▲下山日にくだる大嵓尾根。暑く長い。

主稜線に比べ人の通りが少なく道は時々草の中に消えてわからなくなり踏み跡を外した。当然踏み跡も薄く道も悪い。しかし、草を刈ってくれてあって助かった。もし刈られていなければ相当困難な下山道である。草を刈られた方々に感謝したい。

この日も暑くて大変だった。標高が下がるにつれ気温が上がったため、終盤何度も止まって休み、やっとのことで飯豊山荘付近の駐車場の車まで下山した。

夏に、標高の低い山に行ってはいけない!ということが今回の結論であった。(トコロ)