水がきれい!赤木沢

8月4日(土)~6日(月)にかけてKZMさんとNGSさんとトコロの3人で北アルプスの美渓・赤木沢に行ってきました。

4日は車で7時間かけて登山口の折立までのアプローチ。神岡の赤い大きな橋から右に入って、双六川に沿って走り有峰林道を目指す。通行料1900円払って到着。そこの快適なキャンプ場に前泊。

▼折立のキャンプ場は広くて平らです。

翌日は涼しいうちに太郎平まで登ってしまいたい。傾斜はそれほどきつい登りではありません。3時間半で太郎平小屋に着きました。日曜日なので入山者よりも下山者が多い。

▼キャンプ場を出発するKZMさんとNGSさん

▼天気は上々、思ったほどの暑さではないのですが日差しが厳しい。

▼思った以上に早く着いたので太郎平小屋でゆっくり休憩

▼峠を下り始めたところからの小屋と素晴らしい天気に気分が良い!

薬師沢小屋への下りはかぺっけが原を経由する。急な下りとアップダウンが続く。ここのどこかで水筒を落としてしまった。

▼木道の上をクモマベニヒカゲが飛んでいる。

▼本日はそれほど混んでいない薬師沢小屋前でくつろぐKZMさん。

小屋に泊まるのは久しぶりになります。ビンボーなトコロはたいていテント。昨晩のキャンプ場といいこの小屋といい平らな場所は寝心地が良いのでよく眠れます。NGSさんが私は寝つきが良いと言っていた。実をいうと、私よく眠れない方が多い。たいていの方はそうですが、山で眠ると夜中によく目が覚める。覚めては眠り、眠っては覚めての繰返しで朝を迎える。小屋どまりにしたのは、軽量にして歩行速度を上げようと思ったからでした。今回3日目がちょっときついかな。

その3日目、5時の朝食を終え5時45分小屋を出発。すでに2パーティほど先行している。今日は赤木沢を遡行して家まで帰る。

▼翌朝、出発前の奥の廊下方面。水量は前回より少なめ

 水量が少なめなので心配していた赤木沢出合までの遡行は簡単でした。この部分は2度目なのですいすいと進み1時間程度で出合に着いた。

▼ここで右から赤木沢が出合う。赤木沢自体は写っていない。

右に入ると赤木沢。水量は少なかった。水がきらきら光ってなめた沢床がよく見えた。気持ちのいい遡行ができそうな予感がした。

▼ドボンと水に入って滝にとりつくNGSさん。こういう風な個所はここだけだった。赤木沢は水がきれいで沢床がはっきり見える。今日は天気も良いので透明感が際立っている。しかも、沢の中が荒れていない。流木や倒木が極めて少ない。遠くに稜線が見えて空は夏空、しかも青い。

▼滝は易しくて簡単に登ることができる。
▼この水の透明感が素晴らしい。

▼沢の詰めも草原ですっきりしている。どの枝をたどっても、最後は草原の中。

▼楽しい時間の終わり。あとは稜線をたどって太郎平経由の下山です

薬師沢小屋から稜線までおおむね4時間でした。荷物が軽かったことと水量が少なかったことから思った以上に早く終わってしまいました。困難なところも特になかった。大滝の巻きはしっかりと踏まれていて左岸についていた。途中で岩になるかと思ってザイルを出したが、結果的にはかえって面倒になっただけでなしでも行けます。大滝からは右に入らずまっすぐ進みましたが、稜線から周囲を見渡すとどこも似たようなもの。右に行って赤木平に出た方が短そうには見えた。

今回は私にしては珍しく平穏無事に順調すぎる山行となりました。

(トコロ)