年があらたまって2018年は戌の年、最初の山行は1月6日7日雪の那須岳は百名山です。今年度の会山行は、深田百名山を意識していて夏の蓼科山、秋の苗場山、冬の那須岳、日帰りでは天城などが計画されてきました。ただ、苗場山・天城山は天気に負けてしまいました。でも、今回の那須岳、天気に負けずピークまで行くことができました。正月らしくめでたいじゃありませんか！
▼最初のお写真は正月らしく富士山！雲一つない良い天気の下、静岡発
参加者はMRさん、KMNさん、TKIさん、今回のお写真係写真家さん、HRIさん、KZMさん、MTRさん、いきなり終わりのENDさん、トコロの9名です。
▼高速を走って、那須高原の道の駅で休憩中のお写真です
初日は移動してテントの中で泊まるだけ。参加人数の変更などで計画が変遷したため当初の宿泊地を遊水池の公園に変更して前泊しました。私のテントはENDさんが食担でしたので、それはそれは豪華なお食事でした。夜は鳥団子鍋にうどん、朝は七草がゆでした。かわいそうに隣のテントの皆様はカップラーメンやインスタントラーメンをめいめいが食べ、それはそれは情けないお食事であったそうです。その憂さを晴らすべく、しかたなく飲んで騒いだ、・・・のだそうです。
▼鳥団子鍋を作っています。冬は暖かいものがいいですね。
翌朝、早起きして準備して出発。外で声がしたので遅れてはまずい、と慌てて準備し豪華な飯を食べ撤収したら、声を出していただけで準備が完了していたわけではなかった。結構な風が吹いている。天気予報によれば、風がおさまるのは本日の午後になってから…。軽い袋などが飛ばされないように注意しながら撤収。隣のテントの撤収を車で待った。私の車は冬タイヤではないので、本日はどこかでチェーンを巻かなければならないだろう。
▼暗い中、テントの中では朝飯と出発準備。
スキー場の駐車場に向かう。もう風が強くてたまらんなぁ、・・・という感じでしたが気温は思ったほど低くはない。坂道を上がっていくとやがてタイヤが滑り出し、限界だぁ、と思ったところにちょうどうまいことスペースがありチェーンを巻いた。今回は珍しく家でチェーンを取り出してポイントを頭に入れてきたので、素早く簡単にまくことができた。俺にしては上出来だ、などと思ったのでした。でも、駐車場について外に出たら風が強くていきなり弱気。そうしたらHRIさんが「今二人入っていったねぇ」という。うわ、やめられんなぁ、しょうがないいくか・・・ということで出発。
▼風は写真に写らないが、強風でフードをいきなりかぶっている。
▼風で雪が舞います。と、こういうところもありましたが、歩けないわけではない。
ロープウェイ駅の先に駐車場がありそこまでは車道があります。山頂までは3時間かかります。その駐車場まで1時間、避難小屋まで1時間、山頂まで1時間と踏んでいます。
▼尾根は風がビュンビュンで雪煙がまっています。登らせてくれるのかしら…と不安になります。
▼駐車場からはトレールをたどっていきます。この辺りだけ雪だまりになっていた
▼強風に耐えて歩いていくと避難小屋が見えてきました。風で飛ばされるせいか雪はあまりついていません。ここまでアイゼンなしです。皆さん、順調な歩みでした。こう見ると、結構大勢の人が登っています。
避難小屋はとっても立派！快適でした。相変わらず風は強いので、とりあえず中で休んで暖かいものを飲んで行動食を食べて体のコンディションを整えます。午後に向かって弱まっていくはずなので、しばらく風の様子を見ることになりました。もっとも、稜線上には登山者も見えたので行動できないわけではありません。でもねぇ、問題は他の登山者が行動できるかではなくて我々が行動できるか、であるわけだ。
しばらくして、小屋を出て様子をうかがうと少しは収まっているような気がした。行動できない状態ではないし困ったらここまですぐに下山できるはずなので出発することにした。中に入って「山頂行きますが、風があるので調子悪くなったらすぐに戻りますから遠慮なく申し出てください」ということで動きます。
▼アイゼンをつけて、山頂へ。ここに戻るまで、集団から離れてはいけません。
出発してみると強風！と思ったら、強いのは小屋がある峠の周辺だけでまるっきり問題ない。登って来る時よりコンディションはずっと楽。
▼皆様順調に元気に山頂へ。とっても良い天気。
▼この辺では「へ、那須岳、楽勝だぜ」と、今朝の弱気はどこへやらという感じだ
▼見えました、那須岳山頂
▼みんなで記念撮影、登頂できて本当に良かった！がんばった、がんばった！
▼こんなモンスターも出てきて、下りも順調。
環境はどんどん良くなって帰りは小屋によらずに下山。来る時よりもちょっと偉くなった気分である。雪の百名山、価値があると思います。
▼下りのルンゼの雪だまりで、HRIさんがアイゼン歩行方法をみんなに確認している。
▼予報通り風がおさまって、それはそれは穏やかな雪山にかわってしまった。かように、のんびりした雰囲気になってしまった。
▼上の駐車場に全員そろって、無事終了。
那須は温泉でも有名です。帰りに予定していた温泉に行ったら混雑していた。私と写真家さんは、混雑が嫌いなので場所を変えることにした。温泉街のホテルの風呂にした。平日400円、休日500円ということで結構安かった。そのせいか地元の方も利用しているようだった。空いてもいないが混んでもいない、豪華ではないが汚いわけでもない、天井が高い浴場で結構な温泉でした。
（トコロ）