第一回戸隠トレイルランレース45km(当って砕けろ!その3)

初めてのトレランレースに参加しました。
スタートは4℃快晴、風は心持あり。
GPSをセットし、水1ℓ背負い、ヴェスパの助けを借りて、足首は固めて・・・・。
さて、その時がやってきた。言い訳がましいが練習で脚を痛めている、だから不安で一杯。

カウントダウンが始まる、スタートはトップクラスの選手が猛ダッシュ、よく見ると松本大氏、100m競争かと思った。 しかし、やっぱりすぐに場違いな事を後悔することになった、前列は早さが違う。

ここからスキー場の斜面を最終リフト点まで登らせられた。しかぁーし、3っ日前の寒波と雪で、トレイルと云うか、グチャグチャの山の急斜面や泥灘化した岩棚の斜面があり過ぎて、私が参加した45kmコースの棄権者は13%、コンディション悪過ぎでした。 実力の無さがそうゆう事を言わせるんだろけど、無理に山々を組み込まなくても良いのではと思ってしまいました。 (かえって修験道サバイバルレースの名称で難所を設定した方が受ける。)(菅平の方がまだましだーと叫んでいる人がいました。)
黒姫山麓の折り返しの急勾配で抜いていった人が濡れた根っこの上で転倒し、そのまま岩の上に落ちていって唸って固まっていた。 滑りやすいよ、「グチャグチャ」だからね。

15kmでハムが引き攣り、31kmで完全に曲がらなくなり自己治療させて、下りラスト3kmでラストスパートが出来るまで回復し、ゴール直前まで2人抜き、やっとこさゴール出来ました。完走!
黒姫山から対岸の瑪瑙山へ登り返し;
最終チェックポイントを通過し、公道から急登のグチャグチャ斜面を登って行くと稜線が明るく見え始め、あれを越したら最後の下りだと言い聞かせる。 しかし2回ほどつたない想いが挫かれ、第一リフトの稜線に出た、あとは右に折れてゴールへ下るだけと思い込む・・・・しかし矢印は無常にも左側の第二リフトの頂上を指している。
〔ここで大半の人が心折れそうになったのではないだろうか?〕 と云うことは??・・・テンテンテン?  行くしかない。 長~い登りが待っていた。

自分を導けるのは自分、精神が肉体を凌駕し、あの状態から回復出来た精神力を学ぶことが出来ましたので、タイムや順位は大した事ないけど自分にとっては良かったです。 しかし綺麗ごと抜きで言うと悔しい! 時間が経つごとに悔しさだけが募ってくる、もっと欲を言うと、きっちり走り抜けたかった。 
そんな自分でも、ラストスパートが15.5km/h出してゴール直前まで二人を抜いたから、ラストがご褒美だった!
【公式カウントは262名出走;完走率87% 228名完走;171位でゴールだが,撃沈だな】

写真集は; http://www.togakushi-trail.jp/info/report.html

まぁ、何事も経験ですね! と云うことで29日の河口湖フルマラソンの完走を目指します。