新しいトレイルコースをプロデュース ”武田の杜”

2009年12月13日
所在地; 山梨県甲府市羽黒町片山 ”武田の杜 甲府駅から10分”
主 催; 甲府市観光協会・湯村温泉旅館共同組合・山梨県林業公社

トレイルランニング大会参加者の募集が9月15日~10月31日 200名枠で開示されたが、17日には完売終了となった。 そして大会の前日には、環境整備を兼ねて整備活動が展開されるとのことだ。

自治区主体の村興しレースは、全国から参加者を集める集客力を発揮し、地元の方々に活力を与えつつ、自治区、行政、村と町に住む人達が一つになる構造を呈している。

これらの運営システムが一般化しだした現在の状況に於いて、全国の中山間部を抱えられる市町村に益々トレラン普及の一石を投じていくものと思われる。

だがトレイルランニングに関して、まだまだ環境融和と違和感がありと唱える方々がおられるのも事実だが、時代の流れは、大勢の人々に親しまれ、愛される、実行力に裏打ちされた何らかの施策を発揮していかなくてはいけないと思う。
人が作ってしまった林道は、人の手が必要であり、野放しでは環境融和もなにも無い。
そう言った観点から、とりわけトレランは若い人々の支持を得やすく、山々の恩恵を全員が共有しあえるメリットがあるし、外部から若い人達が集まって来てくれると地元の若い人達に自尊心と云う誇りが生まれる。 

上信越国定公園で行われた先の2大会・妙高市トレラン100km、戸隠村トレイルランニング大会は行政が主体となり大成功に終ったが、それらを持ってしても、環境と人と地域社会の融合の新しい在りかたであると云えるのではないでしょうか。奥山

公式サイト;http://www.pref.yamanashi.jp/shinchaku/kenyurin/2109/kenyurin08.html
※サイト内にPDFコースマップ有ります!

概要;(ICT甲府 及び 山梨県森林公園便りより)
 山岳地帯を駆け抜けるトレイルランニングの大規模なレースが12月13日、甲府市北部の武田の杜(もり)を主会場に開かれる。
知名度が低い武田の杜を「トレイルランの適地」として全国に売り出すとともに、「開湯1200年」とPRしている湯村温泉の集客増につなげるのが目的だ。
トレイルは登山道や林道の意味。
本場の米国では、アスファルトを走るマラソンと異なる、野外スポーツの一つとして知られ、広く親しまれている。
市観光協会、湯村温泉旅館協同組合、県林業公社の3団体が18日、湯村温泉のホテルで会合を開き、実行委員会を発足。
トレイルランニングの国内第一人者で、国内外の大会で優勝経験もある石川弘樹さん(33)をプロデューサーに招き、事業計画を話し合った。
実行委によると、想定するコースは武田神社を出発し、要害山、県鳥獣センター付近を経て武田の杜管理事務所に至る全長約30キロ。
早い選手だと2時間半で走破できるが、幅広い層に参加を呼びかけるため、8時間の制限時間を設ける予定。
参加者は約200人と予想。
陸上部の高校生ら約150人のボランティアを集める。参
加者には湯村温泉の宿泊施設を紹介する。
石川さんは「今回の会場は走りやすく、誰でも楽しめる」と話している。

武田の杜(もり)は昭和48年に設置されました。甲府市の北側に広がる森林2,500ヘクタールを区域としています。

22キロメートルに及ぶ遊歩道が整備されており、甲府市近郊でありながら、静かな森林のなかでの森林浴が楽しめます。

武田の杜の中心施設として、千代田湖の西方に「健康の森」があります。健康の森には、武田の杜管理事務所、森林学習展示館、自由広場、野鳥観察小屋、展望台、キャンプ場といった施設があります。

また減少しつつある鳥や獣の生態とその価値を学び、鳥獣愛護の普及と啓発をはかることを目的とした山梨県鳥獣センターがあります。山梨県鳥獣センターには、沢山の鳥獣の標本をはじめ、関係図書、資料、映画、録音テープ、生態写真などや、観察と保護の施設があります。

富士山をバックに甲府盆地を一望できる美しい森林公園です。みなさん、ぜひ一度足を運んでみて下さい。