伊吹山

2010年4月29日
参加者
:T中、O村、S村、M利、原D


天候不順で雪の時期を逸し、3度目の計画でようやく実行できた。
朝5時、静岡ICに集合、途中吉田ICでT中さんを拾い、一路関ヶ原ICを目指した。
岡崎手前では大雨、天気予報は徐々に晴れるとのことでそれを信じる。その通り、米原市登山口ではすっかり晴れた。近くの道の駅で整えて、眼前にそびえる大伊吹山を仰ぎ見た。

9時半、三ノ宮神社横から登山開始。この地方はまだ新緑がまぶしいとまではいかない。雨上がりで、ゴロゴロ石の道をゆっくりと登った。一合目二合目、伊吹山登山を年間行事にしたいという事前調査の教師たちと会った。三合目は元スキー場。ここからはてっぺんまで丸見えで、すでに何人かの人が登っているのが見えた。石灰質の土質は高木の生長を妨げているようだ。路傍の山草にも目をやったが、たらの芽はまだ出ていない。山菜パーテイのあとなのでつい「食べれるものはないかな」と思ってしまう。

それはともかく花の伊吹山はまだ春早い。ゆるやかな草原地帯を過ぎ、4合目となると下界がよく開け、待望の琵琶湖が見える。避難小屋を過ぎ、道はジグザグで角度を増していく。足元の石に気を抜けない。
雪崩防止柵を横目にやがて9合目、頂上近くで道は緩やかになる。ぬかるみと雪を踏み進むと何軒かの小屋が見えたが、それは土産小屋であった。広い頂上には神社と日本武尊の像もあった。多くの歴史を持つのもこの山の特長だ。11時半到着。

反対側のドライブウェイからの観光客が多い。ぶらぶらと頂上見物と関ヶ原古戦場や鈴鹿の山々が眺められる場所で昼食。天気に恵まれたことやいい山であることを何度も語りながら1320分下山に取りかかった。

下りはルンルン気分だ。うららかな春の日の気持ちよい山行。すかんぽが多く「♪土手のスカンポジャワ更紗・・・」と歌うとそんな歌知らないとみんなが言う。年代が違うのかなァ。M利さんは知っているだろうと聞くと「知らない」とうそぶく。がっかり。タンポポがやたらと多い。この花を見ると小学生の時のタンポポ劇団を思い出す。「♪春の日春の日うらうらと・・・」つい口ずさんでしまう。あの頃は座長の小百合葉子さん、山下保さんなどバスがない田舎の小学校にも歩いて回ってきてくれた。「そらまめの煮えるまで」内容は忘れてしまったが題は覚えている。

1445分三ノ宮神社に到着した。薬草風呂で汗を流し、発祥の地と称する名物蕎麦を食べ20時半、静岡到着で交通渋滞もなくめでたしめでたしだった。