山伏 雪山トレーニング

2月19日(日)O澤さん・T塚で山伏へ、雪山トレーニングに行ってきました。
今月はなんと、5日・11-12日・19日と3週連続の雪山です!!

・6時静岡を出発、途中凍結している所もありましたがT塚の運転で西日陰沢登山口駐車に8時到着。大谷崩れへの分岐を見逃してしまった為、ちょっと時間がかかってしまいました。向かう途中、車道に1m近くもある大きなイノシシに遭遇しました。写真を撮ろうと車を止め窓を開けた途端、イノシシは気配を感じたのか走り去ってしまいました…残念。


・2月に入って3週連続の雪山です。お疲れ気味のO澤さんは乗り掛かった船で仕方なく私の雪山トレーニングにお付き合いしてくださいました。先週の八ヶ岳で、私は登りに入ると途端にバテて息があがって足が上がらずスピードダウンしてしまうという繰り返しだったので、今日はルートファインディングをしながら、ペース配分を意識して歩く事を目標にします。そして、来月計画している茶臼岳を想定して装備を重くしてきました。8時15分、さあ出発です。


・やっぱり日陰沢という名前だけあって、沢が所々凍っています。


・沢を渡る橋は頑丈に新しく架けられていました。沢沿いの道は雪もあまりない為、アイゼンなしで登っていきますが、凍っている所もあるので慎重に通過します。


・8時50分、大岩に到着です。高さ15m?あまりにも大きくて全景が収まりません。


・大岩の足元にはお決まりの木のつっかえ棒と、山伏への案内がありました。


・O澤さんがこんなに小さく見えちゃいます!


・9時40分、蓬峠で小休止。駐車場から1時間半、まあまあのペースで来ました。後から二人の方が到着しました。身体が冷えてしまうので5分ほど休んで先に出発しました。

・休憩後の蓬峠からペース配分が上手くできず後続の二人にさっさと追い抜かれてしまいました。雪もかなり深くなってきましたが、トレースがしっかり付いている為、アイゼンなしのまま樹林帯の中を進みます。


・やっと開けた稜線に出ました。


・なだらかな稜線を山頂に向かって進みます。

山伏は初めて登ったというO澤さんが、頂上はどこかと探しています。

・富士山が見えるはずの方向には雲がかかって、よーく見てみるとうっすら…ほんの一瞬頭が見えただけでした。


・11時15分山頂に到着。出発からちょうど3時間でした。


・気温は-5℃、風はないのですが日が陰るとやっぱり寒いです。でも、先週の八ヶ岳の-20℃には比べ物にならないくらい穏やかです。


・南アルプスの山々が目の前に見えます。地図と照らし合わせながら、来月目指す茶臼岳はあれだろうか…とワクワクしながら眺めました。

一時間ほどゆっくり過ごして、13時15分山頂を後にします。

・14時半、駐車場に無事到着。
下山途中、アイゼンをどこで外そうか迷い、外した後に滑って転んだ場所がありました。
結局、そこで私だけアイゼンをもう一度装着する事になってしまいました。
そういえば登りの時も、私だけ滑って腰が引けて通過するのに時間がかかった場所でした。
O澤さんから、帰りにどこでアイゼンを外すのかある程度決めておくように、とのアドバイスをいただきました。帰りの危険個所を想定しながら歩くのは重要です。

・帰り道に道路が片側2車線すっかり崩れ落ちてしまっている場所がありました。

昨年の台風の爪痕でしょうか…まるで大地震の後のようです。

今回の雪山トレーニングでペース配分の大切さを学びました。歩きはじめから飛ばしてバテテしまったり、余裕があるのにペースを上げなかったり…ルートファインディングも、トレースがあるのに何カ所か方向を見失った場所がありました。いつも誰かの後ろに付いて自分の事で精一杯な山登りではダメだと改めて感じました。そして、自分のペースを知るいい経験になりました。
相変わらず課題が多い私ですが、O澤さんからこの3週間の雪山経験で成果も出てきたと言っていただいた事がとても励みになりました。一緒に登り同じ体験ができる仲間がいる事に感謝です。
雪山トレーニングにお付き合いしていただきありがとうございました。
そして、お疲れさまでした。                          
報告者、T塚