2月7日(日)静岡ベルグバハト隊冬季訓練

2月7日(日)ベルグの冬季訓練がありました。
静岡労山からの参加者は,会長,RYUさん,HSEさん,安部っ子Tさん,NSGです。
当日,7時にいつもの駐車場に集合。車2台で,富士山にある水ヶ塚駐車場に向けて出発。車は会長のジャガーとTさんの旧中島飛行機製作の4輪駆動車。すべて,ノーマルタイヤという若干大丈夫か?的な感じ。
 会長のジャガー?ジャガーは2年前追突事故で壊れたので、この日は空色のアストンマーチンであった。去年行けたから今年もいいんじゃない、というあまり説得力のない根拠によって、ノーマル2台でチェーンも持たず出発した。西臼塚でやめようかと思ったが、4駆ノーマルの理事長が行くというので2駆ノーマルの私もついて行ってしまった。全く雪道をぺろぺろ舐めまくっている・・・次からは、このようなことはやめよう。

ヒヤヒヤしながら現地に到着。
皆様、ご迷惑をおかけしました・・・反省。

ベルグの共同装備をみんなで分担しつつ準備。


いつも小さい富士山をみていますが,近くから見るとやっぱり大きさを実感します。
さっそく,雪上の支点構築です。
デッドマン1つでは,抜けてしまうので2つ使って流動分散でやってみます。

若手のホープRYU隊員も大活躍。
赤い人がベルグ隊隊長です。

雪上でのビレイ及びロアーダウンも,みんなで体験してみます。

大先輩であるHSE隊員もいろいろ試します。
その後ろの朱色の服は先週阿弥陀であった浜松労山のSKNさんです。

スタンディングアックスビレイを体験するRYU隊員。
下ろしている人の体重がかかり,体にザイルが食い込みます。
雪が柔らかい場合、どんな雪上支点もききません。雪を固めないとダメです。デッドマンはもぐって沈むようにセットすることになっていますが、難しい。テンションがかかった時の方向を出すこと、雪を踏んで固めることが大事です。スタンディングアックスビレイは山側の足でアックスを踏むこと、膝や腰を曲げないこと、体の真下方向にテンションをかけること、なるべくアックスに近いところでザイルを屈曲させること、です。でも雪がゆるくてアックスが動くともうダメです。雪上では有用なビレイ方法です。

みんなでストレッチャー梱包、ストレッチャーを使って下降訓練を行います。

1/3システム構築、木での支点構築をやってみます。

さすが,副隊長,難しいシステムを指示しています。
それがそうではない・・・よくわからないことが多い。1/3は簡単なシステムとされ
ているが、安定して動かすのは難しい。同じようにやってもうまくいく時といかない時がある。支点には必ず人がついて用心していないといけない。

無事訓練も終了。

帰りは,大粒の雪の玉が降ってきました。
はじめて,訓練に参加しましたが,とても良い体験をしたと思います。
このような,緊急時のザイルワークなど登山にはマスターしておかなければならないことがたくさんあるということを知りました。
雪の上は支点構築が大事です。わかっちゃいるけど、難しい。スノーボラードは雪が固まらないとできないのですが、うまくいくと強度が出ます。ベルグ隊の皆様、ご苦労様でした。(トコロ)