【1日目 中部国際空港セントレア・オリオンハッピーパーク】
1日目、11月15日・16日にかけて開催された静岡労山60周年記念事業が終わり、ほっと一息・・・つく間もなく、その週の金曜日21日から25日まで4泊5日の沖縄へクライミングトリップに出かけました。
メンバーは今回の旅をプロデュースしたトシゾーさんそして、Qさん、モリッシーさん、イデッチ、ヤマピー、私(iku)の静岡労山メンバーに加え、愛知県からヤマトさんとイトさんの総勢8名です。
交通渋滞に巻き込まれることなく、8時には中部国際空港セントレアに全員集合、定刻の10時に沖縄へ向けてテイクオフ。

順調なフライトでお昼すぎには目的地の那覇空港に到着。レンタカーを借り、お腹も空いてきたので市内のゆし豆腐そば専門店へ向かいます。

↑ふわふわとした食感が長旅で疲れた身体にうれしい。
昼食後は高速に乗り本日の目的地、オリオンハッピーパークへ向かいます。高速道路沿いに目をやると沖縄のなだらかな丘陵地帯が連なっていました。シダやツル状の植生が多く、ここが本州ではないことを感じさせます。このあたりの山は登れるのでしょうか。そんなことを考えながら那覇市内から約1時間と少しでオリオンハッピーパーク(オリオンビール名護工場)へ到着しました。

工場見学ではオリオンビールの歴史や原材料、製造工程について説明してもらえます。「オリオン」は南の空に見えるオリオン座をイメージして一般公募により選ばれたそうです。


↑缶詰めラインが稼働中。缶に詰める際に周囲から漏れてしまうビールに参加者からは「もったいない」の声が。
ツアーではオリオンビールビールに纏わるエピソードを解りやすく、楽しく紹介してくれます。が、そんなことより・・・早くビールが飲みたいよーーー。
という訳で、ツアーの最後に試飲タイムです。今回は定番の「オリオン・ザ・ドラフト」と11月にできたばかりの「オリオンいちばん桜」をいただきました。香り付に沖縄の桜を使ってあるのだとか。

その後、ほろ酔い気分でオリオンハッピーパークを後にし名護市内のスーパーで買い出し、宿泊地である一棟貸しのゲストハウスに向かいました。

オリオンビールで製造したクラフトテイストのビールで乾杯。トシゾーさんとQさんが手際よく用意してくれたサラダや前菜をつまみに始まり、おかずやピザをホットプレートで焼いていきます。

↑ツアーの定番メニューとなった焼きとんがりコーンのフルーツチーズ添え
食後は定番の焼きとんがりコーン。ここからが本番の人もいるようですが、私はこの旅行に備えた仕事の調整や長旅の疲れがあり早めに就寝することにしました。
【2日目 辺戸岬宇佐浜・ドルフィン・ビアー】
2日目、5時半起床、7時出発。昨日早めに就寝したこともあり気分は爽快です。本日の目的地は沖縄最北端の辺戸岬宇佐浜。宿からは車で1時間くらいのところにあります。

↑正面に見える岩肌が辺戸岬宇佐浜の岩場

↑まずは「てんぷら」から、この辺りは余裕。
モリッシーさんはアンダギー岩北面の看板ルート「アンダギーマン」にトライ。なかなか上手く繋がらないようで苦戦しています。
その後、私もトップロープにして触らせてもらいました。出だしは被っていますがガバがたくさんあり快適です。が、その後の中間地点の薄く被ったクラックが解決できず。粘ってみたものの諦めてA0で少し上がりました。その後もなんどもテンションしながらトップアウト。強傾斜あり、繊細なクラックあり、最後はバランシーで変化に富んでいてこの壁の代表的なルートだというのも納得です。いつかまたトライしてみたいです。

↑トシゾーさん 「うるま 5.12a」
それにしても辺戸岬宇佐浜の岩場は砂浜のすぐ脇に岩場があるような場所でとても居心地がよかったです。移動も楽なので交代で目標とするルートに取りつきます。

↑イデッチ

↑Qさん やったね!

↑ヤマピー
みんなの登りを見て休憩した後、もう1本「バフバリ」というルートに登ってみることにしました。出だしが少し被っていてあまり良くないホールドを我慢して一段上がる感じですが・・・滑りそうで上がれずプリクリしてしまいました。その後は落ち着いてトップアウトすることができました。

↑「バフバリ」怖がらなければ登れたの・・・かも?
お昼休憩の後、干潮になりアンダギー岩から歩いて2分ほどのアクアリウムウォールエリアへ移動。全部で10本ほどのこぢんまりとしたエリアですが5.7~5.10aが5本あり初心者に嬉しい。

↑アクアリウムウォールの「Puffy Pufferfish」 を登るイトさん
と、ここで磯遊びタイム。11月の沖縄は遊泳できる季節ではありませんがせっかく沖縄へ来たのだからせめて足くらいは浸かりたいもの。クライミングシューズをウォーターシューズに履き替え海の中へ。

↑遠浅の海岸、どこまで歩いてもひざ下くらいの水深

↑モリッシーさんも海の中へ~

↑カメラを海中へ向けるとこんなお魚が撮れます
モリッシーさんと二人揃って海から上がった後は再びクライミングシューズに履き替え、私は「Case of the Crabbies」を、モリッシーさんは「Puffy Pufferfish」を登りこの日のクライミングの締めとしました。

↑Puffy Pufferfish を再登するモリッシーさん

↑荷物を置いてあるアンダギー岩周辺に戻るとヤマトさんがイレブンのトップロープ課題をトライ中。

↑静岡労山60周年記念Tシャツ勢ぞろい
初日のクライミングはこれで終了。朝歩いた浜辺を再び駐車場まで戻りました。

↑丘にある展望台にはヤンバルクイナのモニュメントが
クライミングの後は名護市内へ。行先は今回、沖縄に行くということでどこか良いクラフトビールのブリュワリーは無いかしら?と探して見つけた名護市内にある「ドルフィン・ビアー」。現地で購入できたらいいな、くらいに思い事前にさり気なくトシゾーさんに伝えたところなんと、旅の行程に組み込んでくれたのしでた!


テラスに上がって夕日をバックに飲むビールは最高!個性的で濃厚な味わいです。
その後はいつものように買い出しをしてから宿へ戻り順番にシャワーを浴びてから再びビールで乾杯。今日の運転手をしてくれたモリッシーさん、ヤマピーにも私おススメのドルフィン・ビールを堪能してもらったのでした。モリッシーさんは気に入ってくれた様子、一方のヤマピー、クラフトビールはちょっと苦手?

この日も宴は遅くまで続いたようですが、普段あまり登らない被り系の岩場で疲れてしまった私は早めに就寝。明日行くところはどんな岩場なのかしら。
後編につづく。 by ikuko