富士山自然歩道散策(須山登山道)

2021.5.29

富士山登山のコースはいくつかありますが、今回は一番古い須山口登山道を、宝永山第二火口付近の“山体観測装置”のあるところまで登る事にしました。

静岡を6:30に出ますと新富士ICから西富士道路に、そして県道180号線の富士スカイラインに入って水ケ塚公園まで1時間ほどで着きました。6月に入り梅雨の合間の天が続いたのですが、宝永山付近には雲がかかっていました。県道は新緑の葉がまぶしい程でしたが、この公園に着くと矢張りヒンヤリします。

身支度を調え、出発。道は幅が広く、石ころは溶岩混じりですが、傾斜が緩く歩きやすいです。木々の間から小鳥の鳴き声が聞こえ、間近に姿をみせます。

木々に遮られて視界は聞きません。上空には雲があり、あまり汗はかきませんでした。

御殿庭下、中を過ぎると、木の丈が低くなってきました。その昔、まだ富士登山が一般的ではなく極限られた人、修験者達の世界でした。庶民が富士山信仰で登られたのは江戸時代に入ってからのようです。しかもこの須山登山道が一般的で繁盛したようです。

修練場跡を過ぎると、ざれざれの登山道に変わり木も無く風にさらされました。今日の目的地の山体観測装置のある、火口付近に到着です。

やっと富士山頂上が顔を出しました。 最後の登りです。風がキツイ。

宝永山第二火口から。宝永山はすぐ近くに見えるのですがここから2時間ほど掛かるようです。

集合写真。結構寒そう。富士山の雲が切れるのを待ちながらの、震えながら、シャターチャンスを待ちます。それでも笑顔を!!。

御殿庭上でお昼。風の無いところゆっくりします。ここが第三火口付近です。

  下山中にカモシカに合いました。

 

シャクヤクが可憐な花を咲かせていました。(ヤマシャクヤク・山芍薬)

皆さん盛んに写真を撮っていました。

御胎内は、今は入ることができませんが、代わりに橋条の胎内を巡りました。この辺もシャクヤクが咲いています。これから今朝来た水ケ塚まで戻ります。この帰り道が長い。アップダウンは少ないのですが距離があります。でも気持ち良い散策路です。楽しいハイキングでした。

(T Uplaod By Tomy)