小同心クラック・クライミング教室卒業山行

2013年7月20日から22日にかけて、アルパインクライミング教室の卒業山行として八ヶ岳小同心クラックを登ってきました。土日組はHMD、KWB、TB、トコロの4人。日月組がHTR、HRD、TNK、ND、SN、OKY、トコロの7人。私、2回も登ってしまいました。
20日は美濃戸口に車を置いて赤岳鉱泉まで行けば終わりです。昼前に到着したのですが、予想通り混んでいます。小1時間歩けば美濃戸です。高原の木陰の中を歩くとはいえ、暑かった。でも、もっと困ったのは大量発生したアブでした。人の気配を感じて集まってきて隙を見ては襲ってくる・・・いやはやうるさい。
21日6時出発。大同心沢からの踏み跡は道のようになっています。1時間ほどで大同心の基部を経て小同心クラックのテラスに着きました。KWB・トコロ組とHMD・TB組で登りましたが、私カメラを忘れて写真ありません。この日のことを書いて写真と一緒にどなたかアップしてくれると助かります。およそ6時間で赤岳鉱泉に帰ってきました。
22日は天気と撤収のことを心配して5時30分出発。大同心沢から大同心稜へ進み道は傾斜を増していく。NDさん、とっても元気!張り切っています。

樹林帯が終わるころ、大同心の基部に出ます。この日はすでに大同心に取り付いているパーティがありました。それを横目でにらみながら、小同心へと踏み跡をたどります。

いったん下って登ると小同心クラックの取り付がある広いテラスに着きます。地形を見て歩き易そうなところを探すとそこがたいていルートになっています。
1番のパーティはOKY・SN組、準備にかかります。青のおそろい!決まってるぜ

と、ここでHTRさんが「これ見てよ」と指の先でつまんだ、白い小石のようなものを見せる。「これ人の歯だよなぁ」と言う。う~ん、こんなところで虫歯の治療をした人がいるんだ。
いよいよ、クライム・オン。OKYさん、リード。左ピナクルの右側の溝状がルートで赤いシュリンゲの終了点が見える。昨日はここまでピンが見つからずランニングを取りませんでした。で、あそこまで1本もないよと余計なことを言ったのでした。

3Pのルートと紹介されていますが、赤いシュリンゲを越えていくとペツルで作った終了点が出てきて、ここまで来ると2Pで済みます。ホールド、スタンスともに豊富でも浮石と岩のはがれるのには十分注意が必要です。

このおしりは2番目のパーティのリードHTRさんのものです。途中でピナクルからランニングを取ろうとしてましたが、シュリンゲまで行ってしまいなさいという私からの暖かくもないアドバイスを聞いて登っていきました。3番目が私のリードでNDさんTNKさんがフォロー。登ってみたら昨日は見つけられなかったハーケンが何箇所も出てきました。あれ~、嘘を言ってしまった。錆びた古いハーケンが打ってありました・・・ごめん。
順調に2Pを終了しちょっとコンテで歩いて、横岳直下をもう1P登っておしまいです。