会山行日向山でアイスクライミング

1月26日は月末クライミング。1月は恒例となったアイスクライミングです。今回はIDさん、MRさん、CLの謎男さん、OHNさん、トコロの5人です。先週の広河原沢の結氷具合から予想するに氷の状態は良いのではないかと思います。

車を降りて林道をしばらく歩きます。

3時間以上も走ってようやく日向山につきます。しばらくは林道を歩かないといけない。数台の車が駐車してありました。

この東屋で準備をします。F1錦の滝も下までつながっていて登れそうです。

東屋に着いたらここで身支度をします。謎男さんに「ヘッデン持ってきましたよ」というと「私もですよ」と言っていた。でも、財布を忘れ本日の足代は来週までの借財になることはまだ黙っておくことにしよう。錦の滝も氷がつながっていてすでに1パーティが登っていました。帰りに登ることにして、我々はとにかくF2をまず目指します。F2にはすでに1パ-ティがロープを張っていました。OZさんたちでした。

OHNさんお初のアイスを下から見上げる謎男さんとMRさん

OHNさんは今回は初めてのアイスクライミングと言っていました。でもアイゼンはなんとリンクス!登る前にMRさんから簡単にアックスの打ち方と足の置き方を教わっていました。両足とアックスで三角形を作る、かかとを上げない、手首のスナップを利かせて打ち込み最後に下に引く感じにするとアックスが止まる、とのことでした。「それからだねぇ、ちみたち労山の衆は何をやってももたもた遅い!もっとテキパキせねばいかん」と言っていた。ごもっともなことであったが「いや、あの、寅さんみたいに早飯、早糞芸のうちでこの二つは早い」などと答えようと思ったが、もう寅さんの口上など誰も言わなくなってしまったか…。

 お隣はOZ&HTRさんのパーティです
この写真ですとすごいところを登っているように見えますね。

F2はあまりたっていないので練習にはちょうど良い。トップロープで2回ほど登って終了しました。私回収に行ったのですが、滝の落ち口は謎男さんが言っていた通り氷が薄いというかないというか微妙でロープを手繰ると水の中に入ってしまい、扱いに苦労しました。

さて、F1にトップロープをセットします。上の立木からロープを落とし懸垂で降りてルートとロープを一致させます。F2同様50mでは長さが足りないので、2本をつなげます。

謎男さんのトライです。左上にロープの結束が見える。

ロープの連結はコマ結びでおわり。以前は8で結ぶことが一般的でした。8で覚えた私は何となく心細い。その心細さから、コマ結び2回というやり方にしたりとか・・・。MRさんはコマ1回でいいという。

F2を最初に登ったIDさんは途中でいったん断念したが2回目はトップまで抜けて回収をしてくれた。謎男さんの後で登ったOHNさんはじっくりと落ち着いて登った。F1よりもむしろ順調に登り切っていた。見ていた私は、おかしいなぁ、そんなに簡単ではないはずなのに二人ともあっさりと登ってしまったなぁ、と思った。私、登ってみてわかりました。氷が柔らかくて粘りアックスも足もよく止まる状態でした。登りやすい氷でした。いやぁ、助かりました。

下山の林道を歩くIDさん。

我が労山唯一の20代、IDさんが参加した。なんといってもタケノコの駐車場で合流したらぴっかぴっかのデリカに乗っていた。謎男さんは「今度はこの車で来よう!」と言っていた。「静岡のパーキングまで来てよ」という彼に「はい、行きます」とIDさんは素直に応えていた。若者をまるで手下のように扱ってはまずいと思った私は会長らしく「謎男さん、彼は遠い所に住んでいるからそんな無理なことを言ってはいけない、せめて我々がここまで来るから乗せてというべきだろう」と意見したのであった。「そうすれば、IDさんはいや僕が静岡まで行きますよ、と言うのだから」                トコロ