月末クライミング城ヶ崎、フナムシ&カメノテ&ファミリークラック

12月1~2日は、会恒例の月末クライミング。
企画幹事のトシゾーさんと会の皆さんとで、伊豆城ヶ崎へ、1泊2日でワイワイ行ってきました。

初日は、初心者向けのクラックエリア、富戸にある「フナムシ・ロック」へ。


それにしても、ここはいつ来ても良いところですな~正面に雀岩。
私は磯釣りも趣味なので、こういうロケーションは、ほんと気分もハイテンションになってしまいます。


先ずは「鬼ごろし」と「純」の焼酎ルートにトップロープを張って、クラックの練習練習。
「鬼ごろし」に取り付く70代のH川さんと、「純」を登る20代のイデッチ。
「わげーもんには負げらんね~」という気持ちがひしひし伝わる、H川さんの驚異的なモチベーションは、
ほんと私も脱帽っす。。。


こちらは、いつも染み出しがある印象の「パープルシャドウ」。今日は染み出しはなくカラッカラ。
ハンドがバッチリ効いて、ジャミングの練習には最高のルートじゃないかな~と思います。


そして、フナムシの一押しルート・・・と言えば、私が課題にしている「フラッシュダンス(10a)」。
前回は、上部で力尽きテンションしてしまいましたが、今回こそは・・・と取り付いたは良いが、
中盤で力尽きてしまいテンショーン。以前よりも登れず、愕然・・・。


クライミングは実に1年半ぶりだというF川さん。
クラックが初めてながらも、ジャミングのコツを少し掴んだみたい?


昼休憩をはさんで、午後は、近くにある「カメノテ」と呼ばれるエリアへ、トシゾーさんが案内してくれました。

私は、5.9のクラック「蝉しぐれ」にオンサイトトライ。
あまりというか、全然登られていないようで、クラックの中はシオシオで滑るわ滑るわ・・・
そこを無事クリアして、トップアウトできるかと思いきや、再上部でまたしても迷走・・・で、テンショーン!
ホールドをよく探せば、なんてことはなかったのですが、ほんとオンサイトできた試しがないなあ~

今回初めてご一緒させていただいたO太さんの奥様も「蝉しぐれ」にトライ。

こちらはO太さん。夫婦でクライミングが趣味だなんて羨ましい。。。


イデッチは、ボルダーチックなフェースのルート、「ゴジラの顔(10b)」をトライ。
ゴジラの顔というより、大トカゲの顔?まあ、どっちも一緒かあ~
城ヶ崎のフェースって、カチはカチッっと掛からず、ツルツルなので私はとっても苦手。
なので私は、首辺りのフレークまで辿り着けず、撃沈・・・

ここ城ヶ崎海岸一帯は、 柱状節理という6角形をしたハチの巣状の岩を見ることができます。

なので、釣り師が釣った魚(ブダイですな~)を入れた生けすも6角形。自然って不思議ですよね~
それと、「カメノテ」という岩場の由縁なのかもしれませんが、「亀の手」が沢山いました。
生けすのところにもほら、いるでしょ~。

ここは磯が海面に近いので、波を被っている時はNGですが、今度メジナ釣りでも訪れてみたいですね。
16時前には撤収して、場所を富戸から城ヶ崎海岸、八幡野へと移動。

今晩の宿は「民宿いさお丸」さん。この日のお客さんは、なんと我々だけ!


夕飯はカマスの塩焼きにハマチの刺身、それとおでんと唐揚げ。
値段をUpすれば、当然内容も良くなりますが、呑んべにはこれで十分。
イデッチは白飯がうまい!と言って、3杯おかわりしていた。

そして夕飯後は、やっぱり酒盛り・・・ですな~~!
ビールに純米吟醸、M野さん差入れの年季の入ったブランデー(これがバカうま)も空っぽになってしまい、
仕方がないので、イデッチにパシリしてもらって、お酒を買いにいってもらう始末・・・
しかし、買ってきてもらった焼酎霧島までもが・・・これは流石に、ちょっと残ったかな?

最後あたりは、一体何をしゃべったのか?全く記憶が定かではありませんが、
またまた、皆さんと楽しい夜を過ごすことができました。

翌朝・・・
たっぷりお酒を呑んだおかげで、朝までぐっすり。でも頭が重い。。。
朝飯を済ませて、8時には民宿をチェックアウト。
F枝市の自宅から、朝早く起きてベンベーに乗ってやってきた、同じ会(幽霊会員?)のタッキーさんも
民宿に到着し、一緒に歩いて岩場へと向かいました。


やや雲が多いが、暑くも無く寒くも無く、まずまずの天気。漁村って、雰囲気が良いですね~。


2日目は、「ファミリークラック」エリア。
二日酔いで「頭が痛い」と言っていたトシゾーさんは、右岸側の優しいクラックへ、


私は、左岸側にある5.9だという「Jフェイス」へトップロープを張りに・・・つうか、私はオンサイトトライ!
しかし、私も頭ふらふらで体幹ヨレヨレ、もう怖いのなんの・・・
1つ目のカムをセットして、何でもないところでズルリ・・・ははは(冷汗)カムが効いて良かった~

ホント、こんな状態になるまで、どうして呑んじゃうんだろう・・・と我ながらいつも思うが、まあ自業自得。


「ベビー・クラック」を登る名古屋のハマさん。その後リードでも登って、無時RP!


私一押しのルート「アンクルクラック(5.9)」を登るタッキーさん。しっかりハンドジャムを効かせていて、
ブランクを感じさせない登りでした。もっと練習すればうまくなるんじゃないの~。


「ボトムスアップ(5.9+)」を登るハマさん。
最上部がハングしていて威圧感あるが、ガバガバなので登りやすい。ここも面白いルートですね。


そして、ファミリクラックといえば、3★ルートの「ファザークラック(10b)」。
フィストから最後の抜け口が嫌らしいですが、イデッチも何とかトップアウトしました。
このルートもおもしろいが、果たしてリードでいけるだろうか?(テンテンでしょうけど)


「Jフェイス」を登るM野さん。ブランデーの差し入れ、ありがとうございました。


皆さん、クラックを十分堪能できたのかな?

城ヶ崎のゲレンデは、ボルトルートは限られたところしかなく、基本、カムなどのプロテクションを使って登ります。
このナチプロを使ったトラッドクライミングこそが、クラックの魅力なんですよね~(コワイデスが・・・)

城ヶ崎は、これから春までがベストシーズン。冬でもTシャツ1枚になるくらい暖かく、冬のクライミングゲレンデとして、とても最適な所です。
トシゾーさん企画からご指導から宿の手配まで、何から何までありがとうございました。

そして皆さん、お疲れ様でした。  By モリッシー