甲斐駒ケ岳黒戸尾根トレイルランニング

8月29・30日(日)黒戸尾根トレラン天気概況;またしても雨、雨雲の動きは3時以降は小康状態になるので決行した。 参加者;梶本・田村と駐車場にて前泊 自分だけビール飲んで1時半就寝。
翌日、天候不順だが前回ほどではないので5時半起床、コース説明、神社参拝などを済ませ実際の出発は7時24分から山頂へ向かう。 駐車場ではガスと霧雨状態だが、トレイルに入ると地面からの湿気で蒸し暑く感じられた、と言うことは足元のコンディションは悪いので下りが怖いなーと思いつつ下りの為に路面状況を確認していく。 今日はどでかい蛙がいっぱいだ。天敵はいないのだろうか?
《つり橋を渡り右手の登山道から分岐して左上していく(言わば南西方向に三段階に伸びていく)黒戸尾根は尾白川渓谷のすり鉢状の樹林帯から森林限界へと一気に高度が伸びている尾根で、後半は花崗岩のガレ場へと続く所で岩場が出現して、逆にクライマーにとっては高度が稼げるルートであるが、ほぼ全ての道標や結界、そして黒龍を祀り木曽御嶽山より霊廟を頂いている、人々に愛された修験のお山である。 だから文化的な背景をもっと知りたくなるし、お百度参りをすればトレランと言う山岳走で強くなれるルートだと思えるが後半の急登坂の為に脚を温存させたペース配分が必要となる長いルートですので時間&体力配分が大切ですよ。》 一時間ほど登ると心肺循環系に負担が増して来る、その後は30分毎に負担が増して来る、この時で一時間に標高685mをあげるペース配分であった。 (ピストンルートなので逸れることはないが、事前に折り返し点をスタミナ時間で打ち合わせておく必要性があるとこの後に気づいた)各自のペースが違うので標高ペースは600mになり、500m、258mと落ちてきてしまった所で、七丈小屋が出現と相成った。 私はトイレ休憩を申入れ神に見放されていないこと、運がよかったことに感謝し、再度トレイルを標高450mペースで上行する。 やはり全般のコースのいい所に小屋が整備されているものだと改めて感心してしまった。 七丈小屋を過ぎると岩肌が現れてきて、つり橋から始まり、梯子、鎖場、ロープが断続的に現れて表情が豊かになってくる。 ここでこのルートの趣を記すと;1、尾白川渓谷の入口にある竹宇駒ケ岳神社の霊廟と吊り橋 2、笹野平近辺で熊の被害や威嚇情報が寄せられている 3、刃渡り 4、なかなか立派な風情の刃利天狗 5、五合目小屋跡(登り返し途中にある)6、七丈小屋(水&有料トイレ有り)7、八合目御来迎場 8、九合目二本剣9、甲斐駒ケ岳山頂(直下にはお社を祭っている) 本日は、台風の影響もあってか天候が不順だったり、離れるにつれ天気が急速に回復して七丈小屋から上、特に山頂だがフェーン現象かと思われる程に暖かいから汗が乾いて心地よい! 
今回は単独行ではないので同行者の脚を温存させなければならない、よって下降路では目的があり、勾配の急な所では下り坂トレをするが水平トラバースの走り易い所では脚を温存させて、最後の急坂を一気に下り降りる予定だけど、それも各自のペースで脚を壊さないようにやってもらいたい。 下り始めて一時間で五合目小屋跡、登り返してからは歩いて足を休ませる、考えてみるとトレランは歩くことが休憩なのでペースダウンで止まることは最初から考えていない、本当なら山頂もタッチアンドゴーなのでしょうけど、僕らは事故は怖いし初心者だからいいのだ。 二時間経過点で田村君の膝周辺を確認したらパンパンに膨れ上がっていたので無理は禁物、ゆっくり歩いて降りてもらうことにしたが、僕は練習を兼ねてここからは一気に下るトレラン開始だ。 途中、何かを考え出して集中力が途切れたら落ち葉に隠れていた岩に乗り上げて脚を捻って急停止、動くようなのでゆっくりと降下開始、スピードが楽しいけど半面、もし事故ると大事になるから難しいや。 でも懲りずにまた入山しようと決めました!
コースタイム;7時25分発 4時13分着 登り4時間47分(685m/508m/258m/423m/297m/1時間) 下り2時間58分(834m/423m/925m/1時間)総距離18.4km累積標高差2200m登山参考タイム17時間45分