リニアで南アルプスを壊さないで

「リニアで南アルプスを壊さないで」長野県大鹿村現地集会


静岡労山参加者 E H M S kt Kk

勤労者山岳会全国連盟 静岡県連はJR東海が計画しているリニア中央新幹線計画に反対しています。
それはトンネルが南アルプスを貫通し、貴重な自然を壊し、取り返しのつかない状態にしてしまうからです。


8月5・6日長野県大鹿村で「リニア新幹線を考える登山者の会」宗像充氏の呼びかけで反対集会が開かれましたので静岡労山から6名が参加してきました。



会場の大鹿村大河原交流センターには近畿、東海、関東甲信越方面から50数名が参加し、元村長の中川豊氏による大鹿村と南アルプスの歴史的自然的関わり、渓谷探検家の成瀬陽一氏による地下をリニアトンネルが通る予定の小河内沢の現状が講演されました。意見交換では当会E氏 県連会長T氏他による反対発表が行われました。



その後村内に「リニア反対!」の野立て看板を皆で立てました。



翌6日には工事現地見学と小河内沢遡行が現地役員と成瀬氏の案内で行われました。



この小河内沢の地下にトンネルが沢と並行に掘られるため水量の80数%が失われるであろうとされている悲劇の沢です。
すでに試掘準備がなされ機械類の据え付け、残土置き場、作業員宿泊所、道路改修などが遡行と共に眼前に現われました。
一企業による有用性のない建設工事、大規模自然破壊、輸出を目論む政府の財政投融資、また運営には原子炉2基以上の電力消費を要し、この国民生活とはかけ離れたプロジェクトには反対するのが当然と思われます。