トレイルランナー望月将悟先生のトレランクリニック

集合場所;アラジントレラン部
平成21年11月20日(土)10~12p.m.
賤機山尾根道 昭府町~鯨が池復路

《今日、教わった事柄》

登り編; エネルギーロスに関して
1、階段の登りは跳ねない事、地面を舐めるように必要な分だけ足を上げて無駄足を避けること
2、足の上げ方に関しては、後方への腕の振りを活用すること
3、漠然と足を上げようとすると、滑ったりして足上げリズムを損ない逆効果となる為、必ず足掛かりの好い地点を確保できるように足を進めること
4、傾斜を考慮しなければならないが、階段の段差よりも側方がなだらかならば;踏ん張らない・乳酸を溜めない・足の回転ギヤ比を上げて登った方がいい
5、送り足等; 基本は踏変え足だが状況に応じては片側のみで送ったりすることでアクティブレストになる

下り坂編; コースレイアウト&コンディションに見合う体の動き
1、一番大きな目的は特定部位の筋骨格系に負担を強いらないこと
2、下り坂のコーナーでは積極的に下半身のサイドランを取入れ、バンクでは壁を蹴りながら伸びやかに体を保つこと
3、一つ一つの動きがブレーキングを掛けてしまうようだと体の負担は大きく、足の回転を上げて接地抵抗を少なくして降りていくこと

やってきました! ♪お約束のダッシュ編♪
1、一分間程のショートダッシュを3本ほど見繕って見ると、気合の入れ方が理解できるので、各自が積極的に取り組んで下さいとのこと
2、そうすることによって最後の一歩を乗越える力を養う事ができる
3、例えば長い坂を登ってきて、まだか?もうダメ!と心が折れそうな時が来る。
そんな時、目の前に在りもしないゴールを思い浮かべても余計に心が折れるばかりである。
自分の足下を直視して、進んでこの一歩が踏み出せるのか、否か、ではないでしょうかと将悟先生は皆に問うた
※胸が痛くなる話である、何事もそうであるが、逃げると余計に辛くなるからダメだよ・・との事でありました。
4、消防庁山岳救助隊ご用達の ”気合”、 
理論や理屈は後からついてくるもの、  確かに! それも有りですね。

※注釈; 写真は一枚ミスっている、それは彼のスピードが速すぎて通り過ぎてしまいました。
だから、もう一度、写るようにやってもらった。

所感;快晴の青空の下、いつも一人だから・・・、今日はとっても楽しかった。奥山