しょぼい南沢大滝

2月27/28日、会長とトコロで八ヶ岳に春のアイスクライミングに行ってきました。その時のことを報告します。(トコロ)
1 行く途中道路の端っこにある温度計は 、山梨県に入っても18度を表示していた。がくっときた。昨夜来の雨に加えてこの気温、氷なんてないよ。世の中は2月だというのに、あたりは、春だ。
2 しかし4月までアイスができる我らが南沢大滝だったら、氷はある!ということで一路南沢大滝へ向かった。
3 アイスキャンディーカップが予定されたこ日であったが、美濃戸についてみると駐車場はガラガラ、氷がだめで中止になったのではなかろうか。これは、もしや大滝を独り占めできると思った。
4 遠いと思っていた南沢大滝は、美濃戸から1時間半。これなら大したアプローチではない。
5 下界はよい天気だが山には雲のパターンか、手前の小滝に着くと雨が降り出した。これはたまらん、ということでまずテントを準備した。雨はじきにやみ、小滝を登ることにした。短いが斜度はある。しみ出す水にめげず、2本ほど登って4時を過ぎたのでやめにした。
6 大滝を見に行くことにした。踏み跡をたどっていくと、大滝がない!あったのは見たことのないしょぼい滝だった。「大滝はどこだ?」と会長が言う「あれは大滝じゃねえぞ、大滝ってのはなぁもっと横に広がっていてぺろっとした感じだぞ、ありゃ別の滝だ」「でも、踏み跡はこれしかないですよ」「これかぁ?そんなはずぁねえぞ」
7 いったいこのしょぼい滝は何なんだ、大滝は一体どこだ、ということで引き返して近所のパーティに訊いたら「踏み跡たどっていくとありますよ」という。「あの細い情けないのが大滝?」「今年あんまり発達していないそうです」ガーン。あのしょぼいのが大滝・・・。我々はやる気をなくした・・・・。「おまえ、いつから大滝をやめたんだ、馬鹿野郎」訳の分からないことを口走りつつ、寝た。
8 翌日、やる気をなくした我々は、美濃戸口まで下りそこの氷を登って帰ってきた。
9 帰り道、国道20号からコンビニと郵便局の所で右にはずれる。今回の昼食は右手に出てきた「一力」というトンカツ屋だ。950円でロースカツ定食を食ったら、これがなかなかいい。次もここに入ろうと二人で決めた。今回、最大の収穫であった。
10でも南沢大滝、入っていって戻ってこない人がいたから、登れるんだと思いますよ、ただねぇ・・・あれは南沢大滝じゃないよ・・・。