西伊豆、波勝崎、海金剛、正面壁。スーパーレイン。

フリークライミングのマルチピッチルートって、実はそんなに多くない。  海金剛の登攀は、風雨に晒さられる取付きへの道、ルート中に見られる浮石・剥離、先行パーティの落石などを想定した場合は、安全管理上の難易度としても本ちゃんに限りなく近い。 しかし、このルートの特色は海岸線からピッチを重ねる毎に、マルチピッチの醍醐味で有るアルパインイズムを感じさせずにいられないことだと思う。 ある意味、登龍門だとも感じ得た所感を以下に示してみたいと思います。

7P 220m      N.P. 5-10a/b 

1P~2P:Vagabond 3P~5P&7P:November Rain  6P:白波ルート参考資料:H21年4月22・23日湘南 長瀬&西村チーム 及び浜松労山パーティのブログより。

水辺道よりのラペル(前回は、スタティックが外された情報が有り30mを持参した。)

山野井泰史氏を代表に据える日登の大御所Yさんにお越し頂きました。 朝一、フレッシュですね。

静岡市から遥々~遠い旅路でしたが、頑張っていきましょう!!

3pで先行を譲ったジェィムズ氏らのパーティが大きな落石を真横に、コール無く落としてくれた。(危うい!)

4pフレアーが苦手だと、、足バランシーです。

5pお約束の、、、風が出てきました。

我々は、免許保持者なので無線でコールのやり取りをしました。

6pビレイ点を固めます。


6pは、スラブに逃げないでO.W.クラックを登る。

7p最後の城塞ハングを越えて終了点を目指す。

ちっとバランシーーな甘めのスローパーが続く

セリ出たラペル点を発見! ズームで追った。

足下は切れています。

終了点、この先はガラ場を歩いて行くので、ラペルすることにした。

風で流されるので、ロープを出しながら降下します。

6-5pへ

5-4p ジョイントを先方へ送ります。

2-から1pへ

取付きへ完了です。

振り返ります。今日一日の流れも思い出しながら、、、

駿河湾に浮かぶ””駿河富士””です。

絶対的なプランイングとモチベーションの高さが調和して、本当に良いクライミングが楽しめました。
真剣に真剣に取り組めた一日でした。 ここはアルパインクライミングの登龍門である。
これが自分の所感ですが、皆様も安全に留意してトライしてみてください。 
最後に、Yさん今日一日ザイルを組んで頂いて有り難かったです。これからも宜しく!奥山