阿弥陀北稜・南沢大滝小滝

3月9~10日に9日に南沢大滝小滝でのアイスクライミングと翌日10日に阿弥陀北稜を登ってきました。K部さんとトコロの二人組で、K部さんはアイスも冬のバリエーションも初めてになります。
静岡を6:20出発で9時過ぎに美濃戸口、南沢には昼頃到着でした。とってもよいお天気。
南沢の小滝は短いけれど垂直の氷。気温は3月なので低くはない。表面を水が滴る状態でしたが,氷自体はしっかりしていました。我々以外にはガイドパーティがちょっと練習にきただけでした。二人で数本登って,大滝に移動しました。大滝はしたたる水もなく氷もしっかりしていました。垂壁でやはり大きい。東京から来たORさんが神戸の友人と登っていました。気持ちよくザイルを貸していただき登らせてもらいました。15時を回る頃,終了しました。彼らは美濃戸まで一旦下山するとのこと。われわれは、テントを張って泊りました。
この時期ですので寒さはそれほど感じませんでした。
翌日,予報では土日晴れだったのですが、夜見えていた星も見えずガスが出ていました。素早く支度のつもりが遅くなって6時過ぎに出発。1時間で行者小屋、中山峠方面にすすみすぐにトレースを右に入り北稜末端にとりつく。トレースがずっと着いている。岩峰手前で傾斜が増す。さっきまで見えていた阿弥陀山頂方面はガスで見えない。

岩峰を短い2ピッチで抜けます。初めて来た頃と異なり、しっかりしたアンカーが打たれていました。最後にリッジを渡って稜線上で足場をとり、肩がらみでセカンドをあげました。
山頂方面は、ホワイトアウトしてきて風も出てきたのでここで降りることにしました。岩峰に沿う雪壁をビレイしながら降りました。だんだん悪くなってきた中をさっさと降りてきました。