チンネ中央チムニー~aバンド~bクラック

GW好天のチャンスを掴んでチンネに行ってきました。


▲初日は馬場島から剱尾根末端二俣まで。午後から崩れるって言う予報ですけど、空には雲一つ無く快晴!


▲さっきまでの快晴があっと言う間にガスりだし、雪と思いきや雨!?標高2000mで雨ってどういうこと!?


▲雨なら仕方が無し!何もすることが無いこう言う時は・・・重い思いをして担ぎ上げたお酒を飲むしかないでしょう!


▲翌朝目を覚ませば、頭が痛い・・・夕べの途中から記憶が無いし。
重い体に鞭打って、いざ出発!って三ノ窓までは遠いの~


▲昨年のGWにカトーさんと一緒に登ったR4。今シーズンは大盛況で何と6パーティーほど登ったとか!?昨年は貸し切りで登れたので良かった。


▲急登を登り切ってようやく三ノ窓に到着~!三ノ窓から見える後立山連峰の美しいこと!


▲でもって今回登るチンネ。チンネに向かうトレースは・・・無い!と言うことはこの連休中誰もチンネに取り付いていないと言うこと!?


▲1ピッチ目は氷があれば快適なアイスクライミングが出来るだろうと思っていましたけど、あるのはベルグラ。バイルで打てば氷は割れるし、スタンスを置けば剥がれる始末。
このピッチは本当に緊張しました。


▲2ピッチ目は1ピッチ目よりも氷があってちょっと安心。でも13cmのスクリューの半分しか入りませんでしたが・・・


▲3ピッチ目は中央バンドをピナクル目指して右上。


▲4ピッチ目も悪かった!aバンドのトラバースは本当に悪い!私はトラバースは嫌いなんだってば~!そしてその後のbクラックはベルグラと柔らかい雪のミックス!
ベルグラを割ってホールドを探し、残置支点を探しながらの登攀は、精神的にくたびれました。


▲5ピッチ目は右上してそこから傾斜の緩くなったルンゼを直登。


▲最後のピッチは今回のパートナーのウメにお願いしました。最後がひょっこりチンネの頭に出るのが嬉しいですね。


▲チンネの頭で記念撮影。バックの景色がイマイチで残念。
チンネ中央チムニー、いつ割れてもおかしくない氷にバイルを打ち込み、ベルグラを割りホールドを掘り出し、不安定な雪にステップを刻みながらの登攀はかなり痺れました。
もう積雪期アルパインには行かないかも!?でもこの充実感は今まで味わったことが無いほど満ちあふれています。
この怖さを忘れた頃に、また積雪期アルパインにチャレンジしたくなるかも!?
また一緒に行きましょう~!
by トシゾー