小同心クラック第1グループ

8月2日から3日にかけて、アルパインクライミング教室の卒業クライミングで小同心クラックに登りました。

2日の7時に清水を出て
美濃戸口の駐車場へ、そこを10時に出発。この日は赤岳鉱泉小屋まで。メンバーは、OZWさんリードでTKさん、OTKさん組とトコロりーどでKWIさん、NSGさん組の6人です。

あっという間に翌日の出発。私が写真を撮らないのはたいていまともな写真にならないからです。使っているデジカメがもう一つで手ブレを起こしやすい。今回このようにUPするのは久しぶりです。ちょっと天気が怪しいので、早めの5時の出発。概ね6時間で戻ってくることができます。

大同心沢から踏み跡をたどり尾根に出る。急登に耐えて大同心の基部を目指します。青い空がありますがガスも出そうな雰囲気、急な登りにぶつくさ言いながら登って行きます。

取り付き目指してトラバース中。多くの場合、アプローチが大変。薄い踏み跡を探しながら少し下ってから登り返すと広いテラスにたどり着きます。

先行するOZWさんOTKさん、TKさん。ちょっと緊張している。まず2ピッチのクライミングになります。ハーケンがありますが見つけにくいかも・・・。初めて来た時は最初の終了点までランニングなしだった。終了点はたくさんつくってあります。短く切ると3Pになってしまうので一杯まで伸ばします。

リードに取り掛かります。OZWさんはこのルート初めて、加えて朝一発目のクライミング、易しいルートとはいえやはり緊張するものです。

1Pめ終了点でリードをビレイするOTKさん。順調なクライミングでした。

いやぁ、楽しいなぁという感じで登っているTKさん。TKさんは山の中で落ち着いている。下界にいるのとあまり雰囲気が変わらない。どことなく安心感がある。これって、山ではとっても大事。私(トコロ)は動揺しやすい情けないクライマーです・・・トホホ

このルートは2Pのクライミングの後ちょっと歩いて最後にもう1P易しいクライミングがあり、横岳山頂にとび出る。山頂で終わるのは気分がいい。で、最後のピッチのNSGさんです。

終わっちゃったねぇ~、という感じで小同心の頭方面を振り返るNSGさんとKWIさんです。でも、小同心はガスの中・・・。終わると次に行きたくなるのが山の恐ろしいところでしてね・・・・。

昨年と同じところに白株のコマクサが咲いていました。一年草ではないので株が生きている限り毎年同じところで白い花を咲かせてくれるわけです。

稜線にはコマクサの大群落が広がっていて柵で囲ってある。白花のコマクサに感動したOTKさんは、趣味ではないと言いながら乙女チックに写真に収めていた。この囲いの柵には電圧がかかっていてうっかり触ったOTKさんは、今度は感電していた。これは昨年のNDさんと全く同じパターンである。で、この柵は一体何を避けるためのものなのか話題になった。こんなところにシカはいないし・・・どうやら人間がお花畑に入るのを防ぐためかな、というのが結論でした。みなさん、高山植物を大切にしましょうね・・・・。(トコロ)