日向山でアイスクライミング

2月7日ノミッククラブで日向山へ、アイスクライミングに行きました。
ご存知、HMD、NSG、トコロの静岡労山ノミッククラブの3人、今日は日向山。やっぱり、クウォークの人は凍った滝より雪の山伏の方が似合ってますよねぇ。
日向山に行くのはけっこう久しぶり。今回はガンガノ沢です。錦の滝F1は凍っていますが、いつものとおりよくないのでリードはやめてパス。F2へいきます。先行パーティはひとつだけ。本日はすきすきです。
初心者向きでフレンドリーなF2はさっと上がって、目的の場所を目指します。

▼こんな場所や

▼こんな場所を通過して、シークレットエリアに向かいます。

見てのとおり天気がよくて風もなく気持ちのよい日です。NSGさんは山を始めて間もないので、こういう天気と雰囲気にすっごく感動していました。ああ、それなのにそれなのに、HMDさんはこんなのありふれた冬景色だぜとしか感じていないのでしょうか、静岡から近くていいなぁ、というまことにつれない感想でした。

▼気合を入れて登ろうぜ、という雰囲気から程遠い二人のアイスクライマー。しかし、肩にかかっているノミックがまぶしい。赤い方は前回の御在所で「こんな磨り減ったピックはノミックにふさわしくない」という理由でクラブの創始者なのに破門されたHMDさん。今回、ピックを新調して戻ってきた。青い方は、今年加入したNSGさん。胸に1本だけあるのはオレンジに輝くペツルのスクリューである。


▼トコロのリードでトップロープにしてこんな感じでクライミング。

▲高さは20m位あって凍りも厚くて快適です。上に登ってマルチにしようかとも思ってましたが、この氷と上にある終了点を見たらここで遊びたくなってしまいました。


▼回収しながら登るHMDさん。気持ちよさそうに登っていました。新品の刃先は、よく刺さる。

▼完全に垂直な壁を登るNSGさん。最近急に登る雰囲気が様になってきました。

結局、この壁をルートを変えながら登りました。日陰で寒くはなるのですが、登りやすい氷を独り占めできて楽しくて充実した一日となりました。ちなみに、この壁を2回リードしたのですが、傾斜があるとアイスのリードはスクリュー打ちが急に大変になります。会のスクリューよりHMDさんのスクリューの方が入るのでこれを借りて打ちました。BDのものです。これも入りやすいとされてきました。しかし、これはもはや過去の話。ペツルのオレンジ色のスクリューはすごい。スクリュー打ちに要する時間が半分になる。スクリュー打ちにかかるストレスは3分の1くらいになる。まるっきり違う。1本10000円かかるその値段は恐怖に値するが、性能は驚愕である。世の中には1本7万8万する信じられない値段がついたアックスが存在する。競技でもするならいざ知らず、これからアイスを始める人はそんな高いアックスを買うくらいなら3万くらいのノミックにして(これでも十分すぎるくらい高価であるが)このスクリューを1本買った方がずっとよい。なぜ1本か。アイスに行くときはたいてい数人で行く。1人1本買ってリードに渡せばよいのである。3本あればぜんぜん違う。かくして我がノミッククラブは、ノミックを使うこととこのスクリューを1本買うことが入会の条件となったのであった。
ペツルのスクリューはレーザー・スピード・ライトといいます。アルミニウム本体に鉄の刃先がついています。全体の重量が軽いため刃先を氷に入れた時、下に落ちようとする回転モーメントが小さくなります。このため少し先端が入るだけで手を離すことができます。輸入元は「片手で設置可能: 1/4 回転で食い込ませることができます」とのことですが、本当です。1回の手首のひねりで手を離すことができ非常に楽です。また、軽さが重要ですから自分でカラビナを付け足してはいけません。先端にビナをつけると回転モーメントが大きくなるので手を離すための回転数が多くなります。スクリューを打ってからヌンチャクをかけてロープをクリップするのが正解です。
しかし、欠点はなんといってもあまりにも高価なことです。