火打山から焼山縦走

 火打山から妙高山への縦走が一般的だが、今回は火山の噴煙を盛んに吹き上げている焼山を回るコースを選んだ。笹ヶ峰から火打山に登り、二つ目の山の焼山に挑戦して、富士見峠から下り、笹ヶ峰ダムの乙見湖にそそぐヌルイ沢、滝沢など、いくつかの沢を下るコースだ。
現地の案内板には、火打山まではルート表示されているが、火打山以西の焼山から笠が峰ルートは、20km以内立ち入り禁止が表示されていて点線になっていた。過って、火山活発の時期の名残りと思われる。
しかし、今は火山も落ち着いていると思われ、山小屋情報や火山情報からルートもほとんど整備されているので問題は無いとのことでした。
少し紅葉の時期が過ぎた10月20日(火)、我々メンバー4人(リーダHR、TN、SM、MT各氏)は、静岡を朝5時に発ち登山口の笹ヶ峰キャンプセンターに10時30分過ぎに着く。


駐車場で登山の支度を整える

火打山登山口、天気は上々(10時40分頃)

まだ麓は、紅葉が残っていました

黒沢を渡る

今夜泊まる高谷池ヒュッテ(14時過ぎ着く)

ヒュッテから高谷池の湿原を撮る。明日登る火打山が、夕日に照らされていた。

ヒュッテ内の談話室兼食堂

次の日(21日)、ヒュッテを発ち(6時過ぎ)高谷池湿原から天狗の庭に向かう。
今日も快晴だ。

高谷池湿原より広くきれいな、草紅葉真っ盛りの天狗の庭を通る。

きれいな”天狗の庭”のながめです。

湿原の池に、これから登る火打山が映し出されていた。

上から見る、天狗の庭

火打山中腹から北アルプス方面を見る。

ライチョウ平を通る(7時30分)

まさに雷鳥に出会う、ラッキー!
火打山頂上付近から、朝登って来た手前から天狗の庭、高谷池の奥に、ヒュッテが小さく見える(真ん中の小さく三角の屋根らしい建物)

火打山頂上にて(8時ころ)

火打山からの眺望

火打山頂上から北アルプス方面を見る。

火打山頂上から妙高山

火打山から噴火の焼山を目指す(8時15分)

真正面に焼山が見える

焼山の頂上から噴煙が上がっていて、硫黄の匂いが麓まで漂って来ていた

焼山頂上への途中、休憩しながら噴煙を見上げている仲間達

怖いもの見たさで、噴火口まで!

焼山頂上にて(11時10分)

焼山頂上から糸魚川方面、奥が日本海

焼山を下り一路富士見峠へ(11時30分ころ)

ほぼ垂直に切れている火山岩を降りる

この様な岩場があちこちに!

長いガレ場を慎重に下る。

避難小屋の泊岩

泊岩分技にて。焼山の火山岩のガレ場をようやく通り抜け一休息

富士見峠を過ぎ、これからいくつか沢を渡り、笹ヶ峰の下山口を目指す(12時40分)
まだ谷底には雪が残っている

水場で一息

沢で一休み

今日登って来た焼山を見上げる

長い沢沿いの道を下り、杉野沢橋の自然休養林に到着(16時ころ)

猿の群れがどんぐり等を食べているのかな?

林道沿いにはまだ紅葉が残っていた。

16時50分笹ヶ峰キャンプ場の駐車場に無事到着。

今夜は、ここの芝生でテント泊。
昨日から今日に掛け、天気に恵まれ、皆事故も無く、すばらしい景色を満喫できた山旅を喜び、車に積んできたビールでの乾杯はことの外美味しかった。
3日目は、長野の名所を数ヵ所回り、夜帰静。
以上
番外
小林一茶記念館にて
川中島
第二次世界大戦の遺跡
松代象山地下壕
以上(TN)