女峰山~大真名子山周回


10月18日から避難小屋泊で秋山を満喫してきました。

18日、3時に出発。沼田経由で梵字飯場跡駐車場。8時40分に歩き始めました。(荷物は10㎏)今回のコースは林道歩きが長いですが、沿道の景色に見とれているとそんなこともすっかり忘れてしまいます。
9時45分志津峠、今日はゆとりがあるから寄り道して志津避難小屋を見てきました。馬立11時。登りがきつくなりました。樹林の中を進みます。人影は無く、鹿の声だけ・・・しかし鳴き方が南アルプスとはちょっと違うぞ!馬みたい?水場に13時前に着き、今夜の水を2リットル補給します。15分程で今日のお宿、唐沢避難小屋に到着。2階建ての結構広くきれいな小屋です。荷物を降ろして、女峰山へ行ってみることにしました。山頂と三角点が5分程離れていることと、登山道が分かりにくいという情報があったためです。小屋から暫くは樹林帯ですがルートがあまりはっきりしていません。暗いと見え難いだろうなあと思いました。その先ガレ場ではさらに足の置き所を迷いました。それでも40分程で女峰山頂2464m。とがった山頂が空に向かっているかっこいい山です。途中一人だけ下山する方とすれ違いました。今日は雲一つない晴天です。周りの山々も良く見えましたが、あまり名前が分からないのが残念。先日登った安達太良山は・・・・?


さすが男体山は堂々としており、火口がくっきり見えます。明日のルートも確認。激下りだなあ・・・(*_*)
3時に小屋に戻るとあとはゆっくり晩酌!?を楽しんでから休みました。持参したエアーマットだけでなく、小屋にあったマットや毛布もお借りし、気持ちよく休めました。夜中、星空が奇麗だった。

19日、3時半に起床して朝食、片付け、掃除、5時前に出発です。ヘッドランプで確認しながらゆっくり登りました。ジャスト日の出に女峰山頂!しばし写真タイム。風もなく冷えこみもありません。

6時いよいよ縦走路へ。岩場の急な下りは慎重に、クサリ場を超えて6時40分帝釈山2455m。


長い下りで7時40分富士見峠。

大きなマークが目立つガレ場を登って小真名子山頂8時35分着2323m。

展望は開けていませんが木の間から周りの山々は臨めます。祠には新鮮なきゅうりが備えてありました。誰?小休止後下り始めると、行者様とすれ違い、その後ほら貝の音が響き渡りました。本物、初めて聞いた!

鷹ノ巣9時20分。さて最後の登りです。大真名子山は、その名の通り山頂部分が大きいので標高が上がってからも暫く緩やかな登りが続きます。所々、大きくえぐれた縁を渡ります。

樹林帯の苔むした所や山頂を臨む景色など、深南部を思い出す素敵なコースでした。

10時15分大真名子山到着2376m。絶景です。日光白根山や雪の富士山も良く見えます。こちらでは3人の登山者と出会いました。
展望を堪能したあと10時45分最後の下りへ。初めの20分程は要注意。急な岩場、鎖場、梯子と緊張を強いられます。油断大敵。


樹林帯を抜けたら最後は背丈1m程の笹原が続きました。印が見えないからちょっと不安になります。
無事、志津峠に12時到着。あとは林道を下るのみ。景色を眺めながらのんびりと、とはいかず、のべ10回位ダンプとすれ違うので気が抜けませんでした。13時20分、駐車場に戻りました。こちら一帯が信仰の対象だなと実感しました。

湯元温泉で汗を流してから静岡に戻りました。充実した2日間でした。お勧めです。元気な人は1日で回れると思います。 SNK