小豆島クライミングトリップ 2023

2023年1月7日~9日
毎年この時期の恒例行事となりつつある「小豆島」の遠征クライミング。
今回も企画・幹事をしてくれたトシゾーさんは飽きもせず、ナント!小豆島が8回目!?
私モリッシーは3回目&1年ぶりの小豆島となりましたが、1月3連休を利用して、総勢6人で行ってきました。


前夜20時過ぎに静岡を出発し、小豆島行きのフェリー乗り場がある岡山県の日生(ひなせ)港には、日が変わって未明の1時過ぎに到着。港で仮眠を取って朝8時のフェリーに乗り込みました。


しかし小豆島へ到着するも、予報通り小雨がぱらつく生憎の天気・・・
となれば、仕方なくクライミングも中止にして、初日は島の観光巡りとなりました。


いつもの如く、先ずは小豆島唯一の酒蔵「森國酒造」へ。
純米吟醸「ふわふわ」一升瓶と純米酒「うとうと」一升瓶を購入して、二夜分のお酒を確保すれば、呑兵衛1号&2号はすっかりご満悦!


日本酒の肴には刺身、刺身には良い醤油が必要ね~!・・・という事で、創業明治13年だという「金両醤油」の蔵にも立ち寄る事に。


小豆島と言えばオリーブという事で、「井上誠耕圓」や「小豆島オリーブ園」にもハシゴして、各自お土産ゲット。


その後は土庄町にある、アツアツカップルご用達の「エンジェルロード」へ。生憎訪れた時間帯は潮が引いておらず、あちらの離島には渡れず・・・
しかしどう見ても、オジサン的には場違いなところ?


島の観光巡りも一先ず終わって、スーパーへの買い出しの後は、島を時計回りにぐるりと周って、今回もお世話になる「小豆島オートビレッジYOSHIDA」へ。
場内にある温泉で体を温めて、直ぐビヤーで乾杯できるっつうのが良いですね~!


ビヤーの缶が全部空けば、日本酒へ!すっかりご満悦顔の呑兵衛1号さんをパチリ。
一升瓶が2本もあるって最高!って、2日分ですが・・・まあ、ゆっくり呑みましょう!


日本酒の肴は、このアツアツ鍋が最高!
純米吟醸の「ふわふわ」を呑んで、気分も段々ふわふわとなり、純米酒の「うとうと」は熱燗にして、更にうとうと気分に・・・


夜は風がビュンビュンして寒かったのですが、今回もイデッチが持ってきてくれた三角タープの中がまた暖かくて、助かりました。持つべきは頼れる友人、ありがとー!
私とトシゾーさんは、またしても記憶を無くし、いつお開きになったかも定かではありませんが、今宵も呑んだくれに。。。

<2日目>
朝6時過ぎに目覚ましが鳴り、仕方なく起床。寒い!眠い!頭が痛い!
さて2日目は、昨日と打って変わって朝から快晴で、予定通り「拇岳」のマルチルートを登ります。


それにしても、朝日を浴びた瀬戸内の海は、ほんと綺麗ですね~!
しかしながら頭はフラフラだし、しかも道中はカーブの連続で体が揺られて気分も最悪・・・
「こんな調子じゃあ、マルチなんか登れるの~?」と、呑み過ぎを後悔するも、呑んでしまったものは仕方が無し。


キャンプ場から約10分ほど車を走らせれば、どーんとそびえる拇岳がお出まし!
小豆島は花崗岩の島なのですが、この岩場は安山岩。ホントいつ見ても、スケールの大きい岩場ですね~。


登山口から、えっちらほっちら20分ほど登って行けば、岩場の基部へ到着。
トシゾーさん&Qちゃん組、そしてテルミン&ツルミン組は、目の前の「赤いクラック」を登るとの事。


でもって、イデッチ&私モリッシー組は「ダイレクトルート(11b)」へ。その1ピッチ目は私リードでクライムオン!
チムニーからのスタートですが、それにしても、やっぱり今日は頭がフラついて怖いのなんの!
時々浮石ホールドの地雷があるので、よく確かめながら登って行きました。1つ目の終了点を越えて、2つ目の終了点でピッチを切り、無事ノーテントップアウト。体感5.8か9くらいかな~?


2ピッチ目は、イデッチがリード。出だしがちょっと悪いですが、ジャミングもできて楽しいピッチ。体感5.9くらい?


さてさて、核心の11bだという3ピッチ目は、私リード。
中間支点はベタ打ち?と聞いていたので、厳しければ無理せず、何でもアリで登ろうとは思っておりましたが・・・とてもじゃないが、錆び錆びのハーケンやリングボルトでは絶対落ちれない!
恐怖心が先に立って、ヌンチャク&カム打ちまくりのA0で、何とか切り抜けました。


3ピッチの終了点からは、「赤いクラック」を登っているトシゾーさん&Qちゃん組がお隣に。いつもオシドリ夫婦で良いね~!


でもって、トシゾーさんが3ピッチ目の終了点に到着した私を撮ってくれました。
「ダイレクトルート」は西風をもろに受けるので、いやはやメチャメチャ寒い事!


最終の4ピッチ目も私リード。フォローのイデッチも登ってくれば・・・


モリッシー&イデッチ組、無事完登!やっぱり最後は、ピークで終われるっつうのが山を登っている感があって良いですね~!およそ3時間でトップアウトできました。
ちょっと霞がかかってしまいましたが、瀬戸内の海を眺めながらのマルチは、ホント気持ちが良いものです!


全員揃って、お約束のハイチーズ!
「赤いクラック」も「ダイレクトルート」も、終始貸切で自分たちのペースで登れたのが良かったかな~。でも山頂は、西風がさらにビュンビュンでメチャ寒い!

<3日目>


3日目最終日は、目の前にある「吉田の岩場」でクライミング。
そして今日は、大部港発の15時のフェリーに乗って帰る予定なので、13時半には撤収したいところ。


先ずは「夕暮ロック」にある、被り系の「第3の男(5.10c)」から取り付く事に。
最後の乗越が核心ですが、短いしガバガバだし、無事オンサイト成功!体感10bくらい?


トシゾーさんは「ショットガン(5.11b)」へ。


お次は「ミサゴロック」へ移動して、私は大本命の「ユーニティ(5.10c)」へ。小豆島を訪れる度に登っている課題ですが、今回もRPならず。


トシゾーさんの課題は「ロックンロール(5.12b)」。しかしながら今回もRPならずで終了。
課題のルートがなかなか登れないから、また島へ通ってしまうんですよね~!


イデッチは「ベムロック下部」にある「TRY&GO(5.11b)」のオンサイトトライ!
・・・でしたが、出だし核心?なかなか縦カチ保持が難しい!


眼下に見えるのがキャンプ場。「吉田の岩場」もロケーションが素晴らしい!


予定通り13時半には撤収し、15時発のフェリーに乗って、ひたすら長い高速道の道のりを経て静岡へと帰り、私達の小豆島の旅は無事終了しました。

実質2日間のクライミングTripでしたが、初日の雨で観光巡りもできた事だし、お酒もたらふく呑んで、楽しく行けた2023年の小豆島でした。
また来年、行けるかどうかは?わかりませんが、また機会あれば訪れたいですね!
皆さん、お疲れ様でした! By もりっしー