オクシズ・藁科川「福養ノ滝」大滝登攀

2021年8月7日

暑い。。。梅雨が明けてからというもの猛暑の日々。こんな暑い日はやっぱり沢に限る!?さて何処の沢へ行こうと考えていたら、同じ労山系の「ぶなの会」の若手の方が福養ノ滝を登攀されたとのこと!(N島女史お元気かなぁ〜?)私も10年ほど前に中段の釜から上段を見て何とか登れそうと思ったまま忘れていた滝です。東京モンに先を越されてしまいましたが、静岡の沢屋としては登らなければ!と言うことでミッチー&コージン君の若手コンビとモリッシーさん&私の中年ジジーコンビで行ってきました。

▲台風10号が来ている影響で午後から下り坂という予報から朝6時に自宅を出発し、福養ノ滝駐車場に7時半に到着。身支度を調えて出発。
▲10数年振りに訪れる福養ノ滝。10年前はゲンさんとモリケンさんと訪れましたっけ。あの時はいつか登ろうと思いつつ早10年過ぎてしまったとは。。。
▲1ピッチ目は下段の雌滝からスタート。モリッシーさんにリードをお願いしました。水流を横断してスラブに立ち上がるところが嫌らしい。
▲いよいよ上段の雄滝の登攀です。10年前は滝の右側にあるクラックを使って登ろうと考えていましたが、ぶなパーティーと同じく滝の左寄りからスタートすることに。
▲左寄りのクラックからスタートしてまずは快適な乾いたスラブ。そこから水流に寄り、滑ったホールドに四苦八苦!ワイヤーブラシで滑りを取りながらの登攀に。
▲セカンドのモリッシーさんも滑りに苦労しながら登ってきました。後続にはミッチー&コージン君パーティーが。
▲3ピッチ目はつるべなのでモリッシーさんにお願いしましたが、まずはこの水流のトラバース!これが水圧に押されて怖いのなんの・・・しか〜しモリッシーさん、このトラバースを無事突破するも、上部のスラブの一歩が踏み出せないとのこと。。。なので私と選手交代。
▲選手交代して私のリード。確かに一歩が悪い。ぶなのパーティーは右のスラブを目指したようですけど、左の水流を見れば水流の中にホールドが!?これを目指して取り付けばやっぱりガバ!滑りも無いのでフリクションバッチリ。落ち口でビレイしてモリッシーさんも無事完登。
▲若手のミッチーも苦労しながらもリードで突破。
▲褐色の肌にキラリと光る白い歯が眩しいミッチーも無事完登!
▲セカンドで登るコージン君はミッチーが打ち込んだハーケンが抜けなくて四苦八苦。でもリードしている方は落ちたくないからハーケンをぶち込みますから仕方が無いんです。
▲ハーケンも無事回収出来て落ち口の流水溝へ。大滝登攀が初めてのコージン君。良い経験になったかな?
▲コージン君がホーシン君になっていましたが、4人揃って落ち口へ無事到着。落ち口につくとホッとしますね。
▲福養ノ滝の先にも滝が。5mと25mの滝もありました。どの滝も登れそうですけど、ゴロゴロと雷が鳴り出したので急いで撤収。
▲お昼過ぎに駐車場に戻って来られたので、あまり立ち寄る機会の少ない「湯ノ島温泉」に立ち寄ることに。ここの泉質はなかなか良い!風呂上がりに福養ノ滝完登祝いでみんなと乾杯!ビールが美味い!

10年振りに訪れた福養ノ滝。私の頭の中から忘れていた滝でしたが、ぶなの会の方のお陰で思い出すことが出来、無事大滝登攀をすることが出来ました。落差135mと言われる静岡市内最大落差を持つ滝。なかなか良い滝でした。お付き合い下さった皆様有り難うございました。まだまだこれから夏本番!また一緒に行きましょー。

by toshizo