沖縄クライミングトリップ2025 11/21-25 後編

【5日目 座津武南壁・那覇空港】

5日目、5時半起床、7時出発、気分は爽快。

今回の旅の目標は2つ。一つ目は積極的にリードをすること。もう一つは酒マネージメントをしっかりすること。せっかく沖縄まで来て二日酔いで登れませんでしたとか、気持ち悪くて車に乗れませんとかなってみんなに迷惑をかける行為は絶対に避けたいもの。あともう1杯飲みたいところを文字通りさんぴん茶で濁し酔いが廻る手前で撤退することを徹底した結果、ついに一度も悪酔いすることなく5日目の朝を迎えることができました。爽やか~。

↑5日目の朝、4泊したゲストハウスともお別れ

5日間お世話になったゲストハウスを後にし、最終日の目的地、座津武南壁に向かいます。アプローチは車を停めたところから5分。駐車スペースに着き、みんなが出発の支度をしていのにヤマピーは旅行の疲れなのか飲み疲れなのか「今日は気分が悪いので車で休んでいます。」とのこと・・・。

 

↑Qさんと私は「ファーストステップ」

↑モリッシーさんは「うむやー」

↑イデッチは「ロックワン」

 

↑トシゾーさん このエリア最後の課題「ちゅーばー」をRP

それぞれ目標としていたルートを一通り登り終えると、満潮と風が重なり、時折波しぶきが当たるようになってきました。名残惜しくもありますが今日は最終日。このあと車を2時間以上走らせて那覇空港へ戻らなくてはなりません。ところが、みんなが撤収の準備をしていると、今まで車で寝ていたヤマピーがザックを背負ってこちらへ歩いてくるではありませんか。――え?これから登るつもりなの??

そのヤマピーは「うむやー」をマスターオンサイト。昨日に続いて今日も見せてくれるのでした。

↑遅れてきた男ヤマピーの「うむやー」マスターオンサイトで締めくくり

 

沖縄の岩壁に別れを告げた後は名護市内へ戻り、沖縄そばチームとステーキチームに分かれて昼食をとりました。私は沖縄そばチーム。さっぱりしていて疲れた身体にもお財布にも優しい。

↑地元の食堂のようなお店にて沖縄そば@500。

↑若者はステーキ

その後、車を走らせて那覇市内へ向かい、無事にレンタカーを返却。那覇空港でようやく一息つくことができました。

↑Qさん、この旅最後のブルーシール・アイスクリーム

↑イデッチ、ヤマトさんも那覇空港で最後のブルーシールアイスクリーム

↑空港でも通常運転

――――――――

沖縄の青い海と空の下で楽しんだクライミング。今回のツアーでは、以前よりも登れるようになってきたという手応えを感じられました。でも同時に、「もっと登れるようになりたい」という思いも湧いてきます。

辺戸岬のシークリフは波に削られてできた独特な地形。そこで気がついてしまったのは――クライミングって、基本「被ってる」もんなんだなということ。ジムのボルダー壁もリード壁もほとんどが被り課題。だから「被りは苦手なんです~」なんて言っていると、いつまでも練習ルート止まりで、本当の楽しさには届かないのかもしれません。

次に来るときは、もっと先にある景色を見てみたい。
楽しさ中に、そんな現実的な思いが浮かび上がった旅となりました。

↑さよなら沖縄、また登りに来るね

by ikuko