奥秩父・乾徳山

2009年11月23日

勤労感謝の祝日に天気も良いのでどこかに行こうという事になり、Hさんも誘って山梨の乾徳山に行ってきました。
この山はいつか行きたいと思っていましたが、なかなか足が向かず延び延びになっていました。
嫁は何年も前に来たことがあり、その時は楽しかったという印象から再度訪れたいと言っており、また乾徳山山頂直下の岩場について調べてみると旗立岩と呼ばれており、登山大系にもトポが載っていました。
その下見も兼ねて行ってきました。



昨日のクライミングの疲れもあり、早起きはちょっとしんどい・・・
朝方まで降っていた雨も、山梨に入ればすっかり晴れていました。
徳和の駐車場に車を置き、Hさんの希望で道満尾根から登り始めることにしました。
ガイドブックでは下山に使われる尾根を登るのはきつかったですが、軽荷なので心地よい汗を
流すことが出来ました。
心地よい日差しが体を温めてくれます。



大平牧場を右に見ながら道満山に到着。
ここからもまだまだ急登が続きます。約1ヶ月ぶりの登山は体に堪えますね~
やっぱり毎週歩かないとダメかな?



急登を登りきれば金色に輝く牧歌的な草原が目の前に広がります。
晴れていれば山頂も見えるはずなのですが、下から湧いてくるガスで隠れていました。



月見岩と呼ばれる岩でちょっとボルダリング。傾斜も緩くガバなので面白味には欠けますが、
冬靴に泥が付いたソールだとツルツル滑ってなかなか登れない!
自分、Hさん、嫁と3人で少しの時間ここで遊びました。



山頂に近づくにつれて、徐々に巨岩が現れ出しました。
薄被りのフェースやツルツルのスラブ、色々ありますが自分じゃ登れないだろうな~
旗立岩の取り付きを探しながら鎖場を登り、大きなケルンのところで下を見下ろします。
恐らく自分が立っている所が無名岩峰、そしてその隣になるルンゼが懸垂下降地点になるようです。
ネットで調べた所、東京の山岳会の方が近年終了点を整備されたようです。



ガスが晴れれば、岩壁の写真が綺麗に撮れたのですが、待てどもいっこうにガスは
消えませんでしたので諦めて写真を一枚。
あのカンテもルートになっていそうです。



ガイドブックに良く載っている乾徳山山頂直下の鎖場ですね。
鎖を使わなくても問題なく登れますが、泥が付いた冬靴は怖かったですね~



乾徳山山頂到着~!ガスが晴れていれば景色を堪能出来るはずでしたが、今日は残念。
唯一、金峰山五丈岩が顔を出してくれました。



同じ登山道を戻るのはつまらないので、グルッと回って下山することにしました。
山頂の日陰部分には雪が若干付いていました。
今年初の雪を踏むといよいよ雪山シ-ズンだな~と感じますね。



中腹をトラバースをして高原ヒュッテに到着。ここは無人小屋で小屋内には薪ストーブがありました。
岩場に登るならここをベースにすればいいかな~



国師ヶ原から見る乾徳山はピラミダルで格好いいですね~
岩場有り、草原有り、樹林帯有りと変化に富んで楽しい山です。



「ミズナラ」が最後の紅葉をしていました。
紅葉が終わればいよいよ冬ですね。今年は暖冬傾向で3月には雪解けが進むとの予報です。
短い期間ですが、雪山を楽しみたいですね~

投稿者・トシゾー