五月から月一、山岳SLD走的な感覚で、トレランらしきを開始したビギナーランナーが、足りない練習量で、ぶっつけ本番の本格ロードレースに参戦してみた?!
2009年 11月29日(日曜日)
当日の天候は曇り、風向南東の風、風速3.8m、湿度81%、温度3.6℃、標高880m~800m、累積標高差+-330m ※体感温さむ~ぃよ~☆
すべてが初めてなのでややこしかったが、玄関に持って行く食料・行動食などを用意して深夜1時15分に床に就く。 (昨夜が一時間しか寝れていなかったのでゆっくり休みたかったが致し方ない。)
?なぜか?2時30分に目が覚めてしまいトイレに行き、あと一時間をむさぼる、そして3時半起床。
4時過ぎに家を出て静清バイパスに乗るや、入口閉鎖の工事規制があるので下道から東名高速へ、
そして入口に用意した行動食が脳裏に浮かんだ。
東名をひたすら走ると箱根の看板が見えた・・次かな・・と思っていたら神奈川に来てしまったことに気づき、PAで情報を仕入れる。 乗り返しの太井松田IC にて、ため息一つ身も一つ。
受付開始時刻に、ここ神奈川県と静岡県堺を行ったり来たりしている自分に嫌になるけど・・仕方ない! 今の心配事は無事に駐車できるのか? 受付時間に間に合うのかがレースになってしまっている。
友達から『一万人以上の人が集まるから、駐車場が無くなる恐れがある』、と聞いていたので5時半の受付になんとかたどり着けたいと思っていたのに・・・・6時近くに御殿場ICを通過、富士スバルラインを登り河口湖を目指すがこんな非常事態に40kmで走っている人がいて60km表示板が目に痛い!
やっとこさと河口湖駅、こんなとこから渋滞・観光バス・参加選手の集団&グループが目に付く。
どっかに停めて走るしかないかって感じで、何とか受付~着替え~ICチップ&ナンバー取付け、出走5分前に、走行行列ライン4時間のとこで柵を飛越え、入れさせてもらい3分前のカウントダウンが始まった。
見るも聞くも、全てが初めてではあるけど、一大お祭り騒ぎの感じだし、サポート役や応援で来てる人々もかなりの人・人・人数で、すごい!の一言だった。
靴に装着したICチップが足首に近くセットしてしまったので少し違和感があるが、もはや手直ししている時間もないし・・・このまま行くしかない。
7時半A.M. 号砲と花火が湖上に上がりだした。
行列の先頭がロードレーサーの誘導で勢い良く駆け出していくのが見えた。
タイムラグが有り、段々と前が動き出している。
やがて廻り全体で塊のように動き出してスタートアーチの下へと向かっていく。
さっき付けたICチップが通行検問毎の記録証明となるが、実走記録としてもネットタイム計測されている、そのことは後で分かったことだが・・・。
最低4時間は切りたいので、4時間のとこでスタートしたのだけども、内心3時間40分ぐらいで無事にゴールしたいな~、と思っていた。
スタートから緩やかな登り坂を駆け上がって行き、大橋の周回コースに接遇するが左に迂回し距離を伸ばされる目的だ、やがて湖上の周回コースに舞い戻り、ここ大橋に戻って来るように10km走らすコース設定だ。 そして15km湖上を2回周回し、残りをスタート地点に戻ると42.195kmの幕が閉じる。
コースマップ詳細図【 http://nikkansports-marathon.com/Default.aspx?tabid=171 】
コースマップ周回のあとには、大会の写真集が表示されます。
記事http://www.nikkansports.com/special/kawaguchiko-marathon/2009/melon_marathon.html
今年は初めての出来事らしいが、女性ランナーが3800名も参加したそうだ。
走れば綺麗になるだろうしね、スポーツをしている女性は凛々しくてステキだ!
大橋のたもとから、寝不足だが、足が快調に廻っている。
スタート開始16分で復路をこなし、22分で大橋に戻り、34分で湖上周回に入り、気持ち良い位に何百人もの人々を抜いて行った。『なんか気持ちいい~』 51分で10km地点通過し大橋に進入すると、ちょっといやらしい登り坂基調となる、それでも心拍は問題ないし、気温も対処できそう、(あと二回廻ればいいんだね~☆と思えば)おまけに楽勝の予感がしたが・・・この時点では。
湖上を周回しだすと、変な事に河口湖の入り組んだ地形が壮大なコースに思えて、時間と距離間が分からなくなる。 なんか入り組んでいて、それが鏡水に映って、余計に遠回りに感じられたのは何故かな?
やがて中間ポイントの表示板が見えて来た。
ここまでは平均(15km~)12km/hペースで進んでいる感じだが、なぜかGPSデータを見ると途中で気を良くして最高18.18km/hまで上げていた。
※レースでは、美津濃さんのランニングクラブからペースメーカーの人が頭に風船を付けて、4時間、4時間30分、5時間、③グループ走ってくださるので、ペースが分からない・レースに不慣れ、時間配分ができ難いランナーにとっては、とっても有効なシステムだ。
中間地点を過ぎた当りで後方からやってきた4時間のペースメーカー集団。
(ペーサーの足取りは、”軽いタッチ”のバネで無駄が無い、安定しているピッチ走だ)
あと半分だし、ペースメーカー4時間なら利用しない手はない???
便乗させてもらいつつ、また大橋に進入する。
しかし、彼らの周りは団子虫のようにランナーが纏わり付きだすから人と接触しやすくなるし、正直いうと邪魔だし、意外とくっ付いたり止めたりと調整しなければならないので逆にペースが崩される、ペーサーにぴったりくっ付いている女の人がうらやましくも思えたが、ポジションとして廻りもそう思っているのだろうか? 実際のところは分からないけど、人と団子状態で走るのも少し気疲れする。
そんなこんなで集団に参加して走り出した見たものの31km地点でアキレス腱と膝裏が痛み出してきた。
此処までは、この集団ペースだと時速10kmを維持している感じなのに・・・(1km5分~5分30秒以内なら早いペースでもないはずなのに前半が調子こいていた!)
なんとかペースを保とうとす
るが段々と膝裏が膨らんできてる。
32km地点までで2時間50分ペースでやってきた訳だが、どうやら固まってしまい、集団から取り残されて急速に失速していく自分がいる。
今日、早いランナーの動きが見れたし、模倣もしてみたし、他愛なく行けると信じていたのに・・・あと10kmなのに、ちょっと自暴自棄になった!
水の補給やエイドに立ち寄ろうとしても全体の中で立ち寄れなかったし、充分の補給が出来てない。
新調したレーシングシューズ・トレーニングシューズなども、良い感じで乗りこなせていたのに、不甲斐ない、だからオシッコに立ち寄った。
トレランとはまったく別物で、筋肉の疲労が別物だった、アキレス付着部が痛い!
歩くのや立ち止まるのは絶対に嫌だったけど、なんとかゴールに向かわなければならない。
だから立ち止まってアキレス伸ばしをして、ゆっくりに感じられたけど、また走り出した。
ここからは意地との戦いなのに、後方からやってくる人達に抜かれて行く。
隣を『オイッチニィサンシー』と掛け声のおっちゃん、とってもうっとうしかった。
『ぜzぇ』と気持ち悪い呼吸してたおっさん、もうどっか行ってくれーと叫びたかったよ。
エイドで止まって走行妨害してたオバはん、気をつけなはれ!
自分に余裕と自信がなくなってくると、人は人が負担になってくる。
どっかの看板=指示板に通過時刻とペースが書いてあっって、それだと今からだと4時間に間に合う時刻で通過しているのが分かったら、俄然と気合が入るが・・・
でもペースをあげて走り出すと、やがて股関節が軋みだしてきた、膝裏も動かない。
またペースを落としてフォアフットからミッドフット着地に切替えて、騙しながら表示板が出現してくるのが長いこと長いこと・・・天国と地獄を味わう羽目となった。
残り3kmから少しだけ、持ってる気力を振り絞りゴールをめざす。
自分と対話しながらの10kmがこんなに長いと思うが、『終ってしまえば・・・』それだけを頼りに腕を振っているけど、現実は足が進まない自分のジレンマに苛まれること、苛まれる事しかり。
最後のハイタッチをロード沿線で出迎えてくださったメーカーの方々に見送られて、やってきました、ゴールへの下り坂、そして、あのコーナーの先にスタートしたアーチが見える。
『痛っ!』、感動のゴールを味わえる余裕もないけど、何とかたどり着いた。 今ゴールをくぐる。
《やっぱ完走はしてみたものの落込むな!!》
こうして、たかだか10kmの距離を100分も掛けて、前半の倍分、1km10分もかかり意地で完走ゴールした。 幸いにも4時間30分のペースメーカ集団に追い越される事もなくゴールした。
総合順位 4438位 出走8315人中 ネットタイム;4時間30分
初めての1万人規模のフルマラソン大会で、何だか要領も分からず、結果は目標の1時間遅れと最悪だったかもしれないが、収穫もその分だけ大きかったかも知れない。
ロードも走る時間を取らないとなー、なぜならスピード走も、トレランも、チャリ走も、みんなフリークライミングに必要な総合体力を養ってくれるだろうし足を鍛えないとならないよね。 結果を本当に出したければ何事も鍛錬あるのみだね!!(千を行い鍛とし、その鍛を万行い錬とする)
『諦めないで3時間を切りたいなーー最強のレースTJAR参加資格を手に入れたいな、奥山』
http://www.adventure-sports-web.com/blog/2006/08/22006.html
http://tjar.seesaa.net/index-2.html『トシゾーさんの為にあるようなレース、まってるよー』