花の藤原岳(1140m)

花の藤原岳(1140m)

4月15日(日)、以前花の山があると知った時から、それが頭にこびりつきチャンスを狙っていたが、3名の同調者を得て山行が実現した。
鈴鹿山脈の一角。三重県いなべ市(員弁と書く)西方にそびえる藤原岳。特に福寿草の群落で有名である。家の福寿草はとうに咲き終えてしまっているので今頃行っても見られるか、心配であった。車中、11日の現地情報ではまだ十分だってよという話に勇気を得た。昨日開通した新東名を通って行った。真新しい路面、トンネル、快適であった。登山口は車がいっぱい。大いなるいなべの里は今桜が満開、こぶしも白木蓮も桃も咲いて関ヶ原に近いこの地は春が遅いようだ。
路辺にも花が咲く。人気がある山なんだねと話しながら9時登山開始。天候晴れ。登山道には雑木が多く、新芽もまだそんなに出ていないので登山道は明るい。長靴を履いた人もいる。理由が後でわかった。途中の下山者に「福寿草は今いっぱい咲いています」といってくれた人がいていよいよと期待の胸を膨らませた。

 

八合目あたりからちらちらと黄色い株が見えはじめ、九合目付近はいっぱい可憐な花が見事に咲いている。感動した。時間をかけて歩こうとゆっくり鑑賞しながら11時10分、山小屋着。
 

残雪がところどころにある。すぐ展望台の藤原岳頂上へ向かい、11時30分着、昼食とした。鈴鹿山脈を一望、伊吹山、白山、御岳などが遠望でき、おいしかった。少しひんやりとした風も心地よかった。
 

12時20分また小屋に移動、あたりを散策、花、奇岩に話を咲かせ、13時30分、惜しみながら下山。ぬかるんで滑りやすい。上部は雪解けで道はぐちゃぐちゃを予想した人は長靴、そのためだった。15時30分麓着。
現地の湯に入り、また新東名、新サービスエリアで食事して帰ってきた。
 
S雄 S美 M子 H男(文)