南アルプス深南部・山犬の段~鋸山~房小山

2009年6月14日

コースタイム:
 アクセス:13日23:30袋井=金谷24:00=おろくぼロッジ1:00=山犬の段
14日 山犬の段4:40~千石沢出合5:35(朝食)5:50~千石沢分岐6:30~千石平6:45~鋸山~6:55~地形図ガレ淵7:10~房小山8:15(休憩)8:40~鋸山9:55~千石平10:05~千石沢分岐10:15(休憩)10:25~三つ合い11:10(休憩)11:20~五樽分岐11:40~林道11:45~山犬の段12:20 (天候)曇り

シロヤシオが終わったのか小屋は誰もいない。一人はかえって気持ちが落ち着かない。駐車場には釣り人がテントで酒盛り(2台の車)。

4:25起床 千石沢の水量は前回より多いようだ。高度計を合わせてスタート、二俣が出てくるごとに地形図で確認しながら登る。
落ち着いて周囲をよく見るとペンキ印が各所に付いている。
涸沢の所までは前回と同じ、ここから2つ目の二俣で前回は右にいったので、今回は左に取る。
しばらく行くと広くなり笹を刈り払った広い踏み跡、ここからテープが有り。
5分程で稜線。立派な標識あり。
千石平で前回の歩いたコースをしらべたがどうやら南側の藪を東へとったらしい。
ガスっていなかったら、この標識かブロックの小屋が見えていただろう。
北の尾根が正規のルートだ。

今日も前回よりは少ないがガスで周囲の山は見えない。
鋸からは痩せ尾根、踏み跡も確りしていので間違いようはない。
都沢の頭から先は都笹になり、気持ちのいい稜線。
二重稜線あり獣道が縦横に走っているので地形図で確認しながらいく。
鹿が2回ほど10mぐらい前を飛んで逃げた。
50mぐらいしか視界は利かないので、すぐ近くでドサッという音がした時には熊か?と緊張した。
カモシカ?なのか逃げていく音はしない。
お邪魔しているのはこちらだから観察されても仕方ないかと自分に言い聞かせる。

天気の良い秋に紅葉を観に来たいところ。
房小山でコーヒーを飲みながらガスの切れ間からバラ谷の頭を伺う、次から次にガスは走ってくる。
30分待ったが結局あきらめた。
鋸までは獣道に踏み込まないように地図とコンパスでピークの数を数えながら歩く。
鋸に着くと単独行の男性が、行こうか、戻ろうか迷っているらしい。

千石沢分岐から三つ合いまではピークは4.。アップダウンはトラロープが2箇所あり。
やせ尾根の連続でおもしろい。三つ合いで高塚山往復の夫婦と会う。
今回の山行の3人目。五樽沢の下りでワサビを採ろうと思っていたが、20年前下った沢との記憶違いでワサビのない普通の下りだった。

報告者・M澤