三叉峰ルンゼに行ってきました。

12月27日・28日三叉峰(さんしゃほう)ルンゼにNSG、OZ,忍者君、トコロで行ってきました。
朝6時に出発。美濃戸口から美濃戸への林道へ入ると、あらまあ、車が一台立ち往生。なかなか脱出できそうもないので美濃戸口に車を置いて歩くことにしました。結局JAFのお世話になって脱出したようでした。天気は上々、この日に登攀した人は気持ちのよいものとなったでしょう。

▼美濃戸口から歩き。この遅れでこの日のアイスクライミングはお預けになりました。トホホな出発

▼雪の大同心と小同心。青い空にくっきりと見えました。赤岳鉱泉はもうすぐです。

▼赤岳鉱泉についたら、整地してテント設営です。NSGさんとOZさんがテントにポールを通しています。このテントは前回のアライ・ベーシックドームより少し小さめ。エスパースの4・5人用。89.11とマジックで書かれていました。89年、実に25年前のテント。その割には、生地などしっかりしていました。冬用の内張りまで張りました。

▼日が沈むと気温がどんどん下がります。晩飯を食べてしまうと、特にすることもなくなってしまいます。東京からきたTKS夫妻が小屋泊なのでそこのテーブルでおしゃべりをして本日はおやすみなさい。

▼翌朝5時起床、30分遅れの6時30分出発。いつでも予定より遅れた出発になってしまう。ヘッドランプを点灯して中山峠へ向かい、途中、沢を渡る橋のところで左に折れ石尊稜へのトレースに入ります。

やがて三叉峰ルンゼへの二俣になります。しかし三叉峰ルンゼへはトレースがなくなりラッセルになるので、石尊稜へのトレースを進みました。それから、尾根を越えて三叉峰ルンゼへ入りました。NSGさんと私は懸垂しましたが、忍者君たちは簡単に雪面を歩いて降りました。

▼ルンゼに降りると正面のF1に向かって、ラッセルです。壁の中のルンゼはなかなか雰囲気があるのですが、遠目にもF1がなんとなくしょぼい。F1は雪で埋もれてしまって12mが半分くらいになってしまっていた。トホホ・・・

▼忍者君が言うには、フリーで抜けたらどうですか?というF1を登ります。登っていてわかったのですが、ルンゼを雪が流れてきてみんなここに溜まってしまうようです。氷は硬くてよく割れました。抜けるとビレイポイントがなくていいところがないかなぁ、と探しているうちに50mザイル一杯になってしまいました。氷があるところでビレイしたほうがよかったのですが、後の祭。仕方なくアックスビレイにしようかと思ったら、壁にハーケンを1個見つけてこれを使ってセカンドをあげました。

▼上流にはF2,F3と続きますが、どれも低くて簡単です。でも先頭はこの雪を踏んでいかなければなりません。天気はとてもよいのですが、日陰で寒い。F2を登るNSGさん。この日初めての冬のバリエーションです。先週南沢でアイスデビューを果たしていることもあって、落ち着いて登っていました。

▼2ピッチ目のビレイポイント。青いNSGさんと黄色の忍者君。ここは氷、スクリューでビレイ。

▼3ピッチはピナクルでビレイをしました。これで正面に尾根が来る二俣に着きます。右に入って石尊稜に上がるところを探します。先行するNSG,トコロ組のトレースと正面の尾根。

▼正面に岩壁が見えてきて、その直前にある右への雪面を石尊稜上がります。尾根を目指して登る忍者君です。この頃になると風が出てきました。

▼石尊稜の上部岩壁のビレイポイントに出ます。ここから2ピッチ岩稜を登ると主稜線に出ます。その最初のピッチをフォローするNSGさん。私リードをしていますが、ごらんのミックス壁から右に出て雪面を登り、ピナクルでビレイをします。途中、ランニングが取りにくいのが困る。1ヶ所ピナクルからとりました。落ちるようなところはないのですが、ランニングは頼りないので落ちないようにしましょう。・・・。この日は私モノポイントで岩壁を登りましたが、やはり登りにくいですね。

▼石尊稜を登ってきたTKS夫妻はここから岩壁の下を右にトラバースしていきます。やがて上部に一般道が見えてきて岩壁をパスして合流できます。緑のヘルメットはここからリードする忍者君です。風はあるのですが、日に当たる場所なので水分補給と行動食を食べました。

▼13時45分、主稜線に出て終了。あとは赤岳方面に一般道を歩いて地蔵尾根を下ります。

 赤岳鉱泉に16時に着いてテントを撤収。ザックを背負って下り始める頃にはヘッドランプが必要となりました。19時頃へろへろになって美濃戸口まで着きました。この日冬のバリエーションにデビューしたNSGさんはこれまでとは違ってけっこう落ち着いて登っていました。実際にこういうところに登れるとは思ってもいなかった、ということを言ってました。次はどこにいきましょうかねぇ・・・。