小同心クラックと大同心大滝

ノミッククラブで大同心大滝と小同心クラックに行ってきました。
3月21日22日の1泊2日。春分の日と土曜日が重なってなんとなく一日損したような気分がする連休でした。ノミッククラブ3名は赤岳鉱泉にテント泊して大同心大滝と小同心クラックへ行きました。
21日鉱泉にテントを張ってから、大同心大滝を目指しました。荷物もないので順調に歩いて小一時間歩くと大滝です。

▼美濃戸まで本日は車

▼大同心ルンゼを詰めていく。デブリの上を歩いている。

▼大同心大滝が向こうに見えてきます。1時間くらい歩いた。先行パーティがいます。

▼ザイルをセットして懸垂下降してくるHMDさん。このザイル設置にとっても苦労したのだった。

 大同心大滝は強敵でした。見た感じ簡単にいけると思ったら、とんでもはっぷん歩いて10分、まるっきり歯が立ちませんでした。トコロがまずリードで取り付き大奮闘の末やっと半分くらいまでスクリューを設置した。次にNSGさんがその30センチ上にスクリューをうち、そのスクリューを使って大休止をしたHMDさんがこれまた大奮闘の末登りきってトップロープにした。つまり3人がかりでやっと設置したのだった。で、我々はこのトライで3もうヘロヘロになってしまった。以後クライミングにならず、となってしまった。

▼もうだめ~、おろちて~、と叫ぶNSGさん

▼もうおりる~、へろへろです~、と泣き叫ぶトコロ

 というわけでした。けっこう硬い氷と長い垂壁に大敗を喫したのでした。

気分を変えて 小同心クラックです 

翌日は6時40分発で大同心沢から大同心稜にあがり大同心基部から小同心クラックの取り付きがあるテラスに向かいます。2時間ほどで到着。この日は大同心雲稜に2パーティ、小同心クラックは4パーティほど入っていました。トコロのリードで2ピッチ半で終了しました。半というのがへんてこな表現ですが、2ピッチ目で失敗して早めにきったため、余計な短距離1ピッチが増えてしまいました。ザイルがどこかに引っかかって重くなったためです。



主稜線まで出るつもりでしたが、大同心から下りるとレースがあったのでそれを追うことにしました。楽をして大同心の頭に出る前に雪のついた斜面を下ったら行き詰って古いリングボルトを使って1ピッチ懸垂をしました。どこかの誰かもここを下ってボルトを残したのでしょうね、助かりました。