二王山縦走のはず

12月23日の日曜日、名誉会長と事務局長と事務局員とトコロで二王山に行ってきました。もともとは黄蓮谷右俣という計画が倒れ、赤岳主稜が倒れた。3連休で何もしないのも癪に障るので、ついには二王山の日帰り縦走に便乗したのだった。ところでこの4人で行くということは4人で仲悪く遭難したら、静岡労山は空中分解するか、若々しくて垢抜けたおしゃれーな山岳会に生まれ変わるかのどちらかだろう・・・。

湯の森からの道は民家の庭先みたいなところから始まる。2時間半で山頂についてしまう。そこでわれわれは一応山岳会っぽいハイキングにしたいと考え、二王山山頂から奥仙俣方面に下り途中から左へ枝尾根をたどり渡へ下山する、というルートを考えた。下山口になる渡の吊り橋付近にジムニーを1台止め、4人で湯の森へと向かった。路上に駐車しようとしたら「ここへおきゃええよ」と地元に人に教えられ白髭神社前の空き地に止めさせてもらった。
8時50分出発。この道には我らが静岡労山が置いた道案内がある。山頂付近で間違いやすいため設置したものだ。
事務局員は2万5千の地図を人数分カラーコピーして持ってきてくれていた。たいていの場合、われわれが地図を持ってこないことを彼女は知っている。今回はルートを探すこともあろうと持参したのだ。そうしたら名誉会長が「俺も地図を持ってきた」と思いがけないことを言う。しかも「コピーじゃねえぞ」と自慢するのだった。今回は地図とコンパス付のまじめな心がけであった。
事務局長は最近高度計を手にいれたためここは800mとかさっきから30m登ったとか言う。正確に高度を出すのがうれしいようで「誤差が3mくらいだからほぼ正確といえる」と自慢するのはよいとして、何を血迷ったか「この地図の高度はおかしい」と口走ることがある。しかし、今日は後半ルートを探すとき、正確な高度計があると頼もしい。便乗した私と異なり、山頂からの下山に備えて皆さん気合が入っている。

杉林の中を休みをとって登っていった。そうしたら「あ、キーを忘れたかもしれない」と言う。このかもしれないというのが曲者だ。たいていは忘れているのだ。ザックやらポケットを探しても出てこない。ないものはない。

ここでクイズです。車を動かすには二つのものが必要です。ひとつはガソリン、もうひとつは何でしょう?

山頂にはおおむね2時間半で着いた。飯を食って、三角点を確認して縦走するのをやめてピストンで下山することにした。しょうがないから温泉に入って帰ろうということになってしまった。
天気がよい日の下山、安部奥の山の同定をしながら下った。山からは落ちなかったが、情けないオチでした。
ところでここは下山のとき奥仙俣方面への下山道にうっかり入りやすくなっている。この道をたどり見月山などに迷い込んでしまうことがあるので御注意のほどを。それから車のキーにも御注意のほどを、あれがないと車は動かない(トコロ)