2009年6月13~14日
今年の正月に訪れた茶臼岳に今回無雪期の6月に訪れました。
茶臼岳には何度も訪れましたが、すべて積雪期で無雪期は初めてです。
HさんとSさん、嫁と自分の四人で行ってきました。
現在畑薙第一ダムと第二ダムの間、夏期駐車場の少し下の辺りが土砂崩れにより通行出来ません。
今週月曜日に市役所に確認した所、「通行は無理です。」の一点張り。
場所を変えようかどうしようかと悩んでいた所、それでもHさんと相談して情報を集めると、
通行止めの手前から河川に降り迂回出来る道があるとの事。
それなら行ってしまおうという事で12日金曜の夜に畑薙ダムを目指して出発しました。
翌朝、自転車を快調に飛ばし林道を走り抜けます。
土砂崩れの現場です。この場所は過去何度も崩壊があったらしく、周辺の壁はコンクリートで
補強されていました。既に重機が入っており、7月には仮設の歩道が出来るようです。
去年に引き続き今年も林道通行止めとは・・・
雪がない時期、この場所がこんなにも素晴らしいとは思ってもいませんでした。
積雪期、無雪期、四季折々訪れないと本当の山の姿を知る事は出来ませんね。
その山のピークを一度踏んだから来なくても良いと思うのは勿体ないかもしれません。
小屋からは白峰南嶺の笊ヶ岳、布引山~小河内山、手前には伊谷山まで遠望出来ます。
ブロックベーコンを切ってカリカリになるまで炒めてから青菜をフライパンにぶち込み、
調味料はコショウのみ。う~ん美味い!
さっと茹でた青菜に醤油をかけて食べるのも美味い!
Hさんは生卵を大事に持ってきて、卵とじにしていました。またそれも美味しいんですよね~
トマトやキュウリも持ってきたので、今宵の食事は贅沢でした。
もうこれ以上食べれないと言うぐらい食べ、苦労して持ってきたビールを飲んで幸せ。
早めにシュラフに入ります。
翌朝3時30分起床。
何回も行った事がある茶臼岳山頂なので行かなくても良いかと思いましたが、折角なので
行く事にしました。
無雪期の登山道とはこんなにもハイ松が密集していたとは!
ガスってしまい展望は全くありませんでしたが、茶臼岳から見る雄大な上河内岳、聖岳、大無間山、
光岳・・・そこに立った時の景色がガスっていても脳裏に浮かびます。
小屋で一息してから下山開始します。
茶臼小屋までは急登なので下山は早い早い!横窪沢小屋まで、登り三時間掛かったのに
下りは一時間足らずで下りてしまいました。
下山途中にギンリョウソウがたくさん顔を出していました。この妖艶な姿が何とも言えない!
まるで「目玉のおやじ」ですね。
下山のコースを登りとは途中から変えて、沢コースで降りる事にしました。このコースの方が
ヤレヤレ峠を通過せずに林道まで渡る事が出来ます。
このへつり!落ちたら腰まで水に浸かってしまいますが、難しい事はなくクリア。
吊り橋に置いてあった自転車を回収。
そして今回の一番の最後の核心部!自転車を担いで河に下り、河から林道まで上げなくてはなりません。
自転車を引きずり担いで河に到着。ここからの登りがしんどい!!
ザックを担いで自転車も担ぐのは心臓破り!
女性陣の自転車も運び上げたので、なんと!三往復もしてしまいました・・・
今回の核心部が一番疲れました・・・
疲れ切った体にムチを打ち、自転車で畑薙ロッヂ駐車場に到着しました。
最後の最後で疲れてしましましたが、予定通りお昼頃には到着出来ました。
林道崩壊の影響もありますが、この山開きの前は登山者も少なく、静かで涼しく過ごしやすい登山を
堪能出来ます。この時期に来る南アルプスも良いですね。
※国立公園内の植物の採取は禁止されていますのでご注意下さい。※
投稿者・トシゾー