NHKワンダーワンダーで特集された鏑木選手とツールドモンブラン(トレラン166km)の世界では、
フランス シャモニーの町から始まるレースと、国境を越えて繰り広げられた感動の人間模様があって少し泣きが入ったりした。 撮影するクルーも大変だったけど、とっても壮大なスケールの作品に仕上がっていて、しばし見入っていた。
昔、イギリスやアイルランドに居た時に、モンブランが滑りたくて訪れた時はスキーのリゾートで嬉しかった、チーズフォンデュとワインに温泉サウナ、懐かしい感じの広場が映し出されたが、トレランなんて、いつの間にこんな盛大な大会へと、しかもモンブランをぐるりと3っ国同時にまたがって・・・・唖然!と云うしかない。
そして彼は過酷なレースを制して3位に入賞した。
今、時の人となった鏑木氏の講演が、戸隠トレイルランニング大会の前夜祭のメインだったのだから会場は熱気に包まれていたかのようだった。
やがて、『番組出演と同じ衣装で来ました』との言葉に聴衆は一気に和んでしまったし、語り口のみならず人間性が窺い知れた思いだった。
《舗装してないとこを歩く、やがて走り出したくなったら走る。》
海・山・川、(自然現象で言えば雪・雨・雷・あられ・何でも有りなんだろうか?)ありとあらゆる所で全身の感覚を立ち上げて開放し、人間性と云う尊厳・存続性を守っていきたい。
その為に環境との融和を大切に、トレラン仲間を大切に、山のマナーを大切にしましょう!!
そうやって若い人たちが山を訪れる機会を創造することがトレランの可能性ではないのか?
何一つ決まったことに制約されているスポーツでないトレランは、創造性へのチャレンジでもあると云うメッセージを発信したいのだな~☆
私も常々そう思っているから本当に共感できたし、ここに集っている人たちも何らかの気持ちは伝わったのじゃないのかな。
本当に素晴らしいトレランナーのネットワークが出来たらいいだろうね!