10月20日(水)電気屋さんとトコロで小川山に行ってきました。先日の合宿に参加した電気屋さんが「今度は僕がリードするからもう一度登ろう」ということでした。ですから私は今回全部電気屋さんにお任せ、太平楽を決め込んでいたのでした。でも今年、私はなんだかついていない年でたいてい問題が起こることになっているんです。今回というよりも今回もと言った方がよいのかもしれません、電気屋さんはアプローチを間違え1時間も隣の枝沢をうろちょろしたのでした。あとから思うとなかなか間違えにくいところで間違えていました。
でも、今回はリード、気合いが入っていて腰にはギアが一杯ついていました。で、3ピッチめの途中彼が壁についていると上部で落石がおこりました。音からするとかなり大きな石が落下していきました。セカンドで上がると「先行パーティが事故にあったようだ」と教えてくれました。
二人組の先行パーティの女性が浮いた岩ごと落ちたようでした。カムが効いて止まったのですが怪我をして救助を要請したところでした。「ほなサイナラ」と立ち去るわけにもいかず、しかも怪我人が労山の仲間であることもわかり援助することになりました。消防のヘリが佐久総合病院へと運んでくれたようでした。かくしてこの日のクライミングはおおむね終わり飯を食ってちょっと登って帰ってきました。
後日、ベルグの訓練で当該の労山の方と一緒になったとき様子を聞いたら骨折で入院されたということでした。
このルート、ガイドされているように4ピッチめは浮き石が多いので登る時注意しないと怖いピッチです。電気屋さんは、あそこで迷子にならなければ僕が落ちていたわけかぁ、と言っていた。(トコロ)