好天の小同心クラック

9月15日から16日にT坂さん、K部さん、トコロで小同心クラックを登りました。
15日7:10静岡ーー10:00美濃戸口・・・10:45美濃戸・・・13:20赤岳鉱泉
16日5:10出発・・・6:00大同心基部・・・6:30取付・・・8:15終了点・・・9:00横岳・・・11:15赤岳鉱泉12:00・・・13:50美濃戸口
このところの登山ブームで山には人が一杯。美濃戸まで車で行くつもりが駐車場が一杯で車は美濃戸口に止める羽目になった。歩きが長くなって,いきなりガックリ!

美濃戸まで30分ほど歩くと、駐車場はすし詰め、う=ん、げに混雑はおそろしや。
T坂さんは、実に久々のアルパインクライミングになり、荷物を背負って歩くのがプレッシャーになっていた。私は腰を痛めて左足をあげると痛みがあり、我々はやはり情けないパーティとなった。
赤岳鉱泉まで歩いてツェルトふたつを張ってこの日はおしまい。鉱泉のサイトは一人1000円!サイトになる樹林の中は古いゴミだらけ。外トイレと水は快適だが、このゴミは何とかして欲しいものだ。

翌日、5時出発,大同心沢に沿った道を入ると,やがて左に沢を渡り大同心稜にあがった。道はしっかりしていて歩きやすい。小さかった大同心がどんどん大きくなり,基部に到達した。壁沿いに右に進み大同心ルンゼを渡り小同心に着いた。大同心側からは小同心クラックの取付は見えない。小同心の壁にそって回り込んでいくとしっかりしたテラスの取付になった。この先は踏まれていない。壁を良く見ると古いハーケンが1本打たれていて,これが取付であることを教えてくれる。ルートは岩の凹んだところを素直に登って行く。
1pめは、ランニングが少ないためピナクルからビレイをとった。立ってはいるがホールド・スタンスともに大きく豊富で簡単に登って行ける。ランニングは古びたハーケンしかなかったので,ペツルが打たれた終了点を見つけた時にはうれしくなってここで1Pを終了した。しかし、2Pめを登り始めたら、2m上に広くて快適なテラスにペツルが打たれた終了点があり、損したような気がした。その2Pめ、ハーケンのランニングが増えて気分よく快適にリード出来ました。天気もよくて、実に天気もよくて,台風が来るはずなのにホントに天気がよくて、上機嫌で登りました。「見たかトシゾー俺は晴れ男だ」と心の中雄叫びをあげたのでした。やはり、ペツルが打たれた広いテラスが出てきて終わり。風とルートの屈曲でコールが通りにくかった。3Pめは左の3m垂壁を登ると、終了点がまた出てきた。この先はザイルなしでも十分。2Pで終わることができることが結果的に分かった。悔しいので、ザイルを引いてできるだけ遠くの終了点まで行くことにした。ザイルを解いて横岳まで歩く訳だが,岩っぽいところも見えるので1本出しておいたら、最後横岳にあがるところで使うことになった。大勢の人がいる横岳山頂に出ておしまいとなった。

横岳にあがる手前、余裕のK部さん