小川山・烏帽子岩左稜線 20140524
忍者君と小川山のロングルート、烏帽子岩左稜線に行ってきました。忍者君は初めてでしたが、自分は3回目。前2回とも時間切れで敗退したので、3度目の正直で最終ピッチを目指しました。
7:30 林道から沢方面に入ります。
無事渡渉しました。
林道に出て右に向かい、しばらく行ってケルンを目印に登ると烏帽子沢に出ます。
ガレ場をしばらく登って取り付きを目指します。
7:50 取り付き到着。登攀準備をします。
まずは私がリードでスタート。やはり朝一は緊張しますね。
2ピッチ目は撮影し忘れて、3ピッチ目のクラック。
カムを決めて登りますが、上部がちょっとイヤらしい感じ。
4ピッチ目。忍者君とリード交代。上部は高度感も出て緊張します。
本日最初のリード、怖いと思いました。やはり、セカンド登攀とは別物です。('ω')ノ(忍者)
非常にわかりづらいですが、終了点から見た感じ。
稜線に抜けると素晴らしい景色が広がります。
その後はしばらく岩稜歩きなので、コンテで進みます。
再び忍者君リード。
あ・・靴ひもが長過ぎました。この靴は新調した、5.10のスパイアで前回より、一回り小さくしてUK7と思っていたら今靴を見たら、なんとUK6だった。店の人がUS7と間違えたのかな・・。しかし、足がぴたりと合ってしまい、登攀終了後までの約7時間、足の痛みは感じなかった。これが、同じ5.10のモカシムオンサイトUK6では、5分履いて痛くてギブアップです。同メーカーでも靴の種類でこんなに違うとは驚きです。でも、UK7と信じていれば良かった。次回、意外に痛く感じたりして・・・・。"(-""-)" (忍者)
このピッチから私にリード交代。
フリクションが効く快適なクライミングが楽しめます。
ここで切ろうと思いましたが、さらに進みます。
高度感もあり、素晴らしいロケーションです。
忍者君にリード交代しようとしましたが、怖いトラバースが近いので、引き続きリードします。
そして、その怖ーいトラバース。
これは何度やってもイヤですね。
ここで忍者君にリード交代。
後続のパーティに追いつかれたので、少し急ぎます。
ハイライトの1つ、 5.7のクラックが見えました。
クラックの写真を撮り忘れた。。
なんとか登りましたが、やはりリードは緊張します。
つづく忍者君はポーズを決めてクラックに取付きます。
先週のカサブランカに比べれば楽勝だが、いまいちハンドジャムが決まらない。フットジャムは自己流だし、一度講習を受けないと難しいかな。(忍者)
最終ピッチが見えました。
この時点で13:20。今回は行けるでしょう。
50mほど歩いた後、懸垂下降で15mほど下りる。
クラックの入ったリッジからボロいチムニーを登った後、10mほどの懸垂下降。
20mほど歩いてワイドクラックに到着。
プロテクションが取れず、強引に登った。
14:30、 さらに登ってチムニー基部へ到着。
ここで終了点セットを最後の懸垂下降ポイントに忘れてきたことが発覚。
がっかりしていたら、後続パーティの方が回収してきてくれました(感謝します)。
う~ん、どうやって登ればいいんだ?
バック&ニー?ザックは後で引き上げることにし、空身で登る。
カムでプロテクションを取ってとりあえず登り始めるが、中間から上で進めなくなった。
試行錯誤の結果、前後の壁に左右の足を突っ張ったら進めるようになった。
わかれば簡単だが、それまでは悪戦苦闘。。
上部の残置ピンから左のスラブへ抜け、上部テラスへ到着。
あ~、しんどかった。
抵抗になってしまうので、ハーネスに余分なモノを付けない方がいいですね。
あ~楽させてもらいました。セカンドは落ちても怪我無しなので、思い切って登ることができて、且つハーネスのガチャモンをザックに入れて軽くして登ってしまった。しかし、カムを設置する所も少なくリード難しいと思いました。そういえば、今回の為に、#1、#2のカムを買ってしまった。これが結構高い買い物で、カム類はセット揃えると10万位するらしい。会装備で購入してもらえれば・・・今度お代官様に直訴しようかな。(^O^)/
(忍者)
16:40 渡渉ポイントまで戻ってきました。
今回、やっと最後まで行くことができました。
天気も良く、最高のロケーションでクライミングを楽しめました。
同行してくれた忍者君に感謝です。(報告者:O澤)