日本のトラディショナルな岩場巡り、その1。 御在所岳(三重県三重郡鈴鹿国定公園)


中尾根バッドレス
 

一の壁
≪中尾根バットレス沢と全景≫ H22年10月2日(文責;奥山)
東名~伊勢湾岸道~477号走ると、(往復走行距離473kmぐらい) インター間3時間、下道30分、
トラディショナルな東海の花崗岩の岩場として名高い御在所岳にたどり着く。
(インターを降りて1km位にコンビニがあり、最後がサークルKだった。)
 
477号沿いの駐車スペースは、早朝から竜爪山状態。
渓谷を団体でお散歩する方々がひっきりなしの往来だが、クライミングエリアに向かう為にはアプローチが優しくない。
河原から、若干、岩尾根に取り付く感じで、中尾根バットレス沢を詰める。
雨が降ると渓谷をの中の傾斜帯なので難儀するかも知れない。
朝は30名位の団体さんも☆⌒(>。≪) 裏登山道に居たぐらい、皆に愛されてる感じ。
※危険の為、クライマー以外の方はバットレス沢に入らないようにしましょう!!
 
御在所を有名にしたのは中尾根バットレスなどで多くのヒマラヤへのクライマーを育てただけでなく、日本のクライミングのグレードを制定するために海外クライマーにもテイスティングしてもらい、30年も前に、奥山章を筆頭にした当時のRCCⅡがルート開拓してきた由緒深い歴史がある場所でもある。

 

朝一番から眼下の街並み、気圧配置が悪く、
標高があるので、当然、 ガスっている。
 
 
 
 
 
 
 今日は、Fun climb交流会
沢山のルートがある、その中でも人気がある一の壁から
5級 ”右ルート”でアップをこなしてから、
6級 一の壁の卒業試験の意味合いである”四ルート”をOSした。\(^^@)/
 
ボルト整備中だった中尾根バットレスは、未踏の頂き有りって感じで、
垂直に感じられる下部帯と、上部は滑り台の感じだけど、
見るからにツルッつる、度スラブ状態。
あの~、誰が12-aをOSで登れるのだろうか???
 
しかも登り始める前から湿ったガスが吹きすさぶ。
余りに寒くて震えだし、上着を取りに戻り、前のパーティを終わるのをスタンバイ。

 
 
中尾根バットレス ”カリフォルニア ドリーミング”へ出陣!\(^^@)/ 
 
『湿っているじゃないか!』  取り敢えず10ーaだからと、
 
自分を言い聞かせて水滴でぐッチョりのクラックから上行する。
 
足場の直下はゴロ太岩、当然、・・・(~_~;)落ちれない。
 
小川山のジャーマンスープレックス&Black&Whiteより質が悪く結晶が丸く寝ている。
 
おまけに、さっきのガスで湿った嫌な質感になっている、ピン遠くて落ちれない ☆⌒(>。≪)
 
何とか下部垂壁をOSして、一杯に一杯になった感じで達成感を味わったけど・・・・・
 
遠征で来るだけの価値がある山域だったし、とっても充実したクライミングの一日だった。

 
 
※写真は少しだけアップしてみるが、取り敢えずhttp://picasaweb.google.co.jp/sakaki.mf/20101002#