2月23日南沢大滝アイスクライミング

2月23日は富士見の日ということで,富士見高原リゾート八峯鹿の湯温泉に行ってきました。


もちろん,温泉にはアイスクライミングが欠かせません。
場所は,南沢大滝です。

静岡を6時に出発。
トコロ会長のジャガーで美濃戸口に8時50分ごろ到着。
支度をして9時,南沢大滝に向けて出発です。

雪が全然ありません。

そして,南沢に入ると,,,

氷の廊下です。

きれいに凍っています。
アイゼンなしで歩いているのですが,とても危険です。
クラッシュアイスになっている所を選んで歩きます。
10時50分,小滝に到着。

上の写真は小滝のすぐ手前の様子。

全体がなめらかに凍っていて,スケートリンクのようになっています。
11時,大滝に到着。

このようになめ滝のようになっています。
大滝に到着すると,ソロで登っている方が一人だけ。
私たちは,右側を使うことにします。

大滝は一年ぶりですが,迫力に圧倒されます。
氷は昨年よりも発達している感じ。
早速,準備をしてトコロ会長がリードで登ります。

ザイルは,シングルを2本つなげています。
そのため,ビレイデバイスに結び目を通過させる必要があるため,上の写真の位置でセルフが取れるように2本スクリューを打ってテンションを抜けるように休憩所を作ります。
この休憩所を抜けると途端に厳しくなります。

まず,上の写真のトコロ会長がいる場所に上がる所が難しい。
このあたりに来ると,氷が硬く締まってアックスの刺さりが悪くなります。
刺さっても氷が割れたりします。

そして,滝の上に抜ける所,振られ止めのヌンチャクを掛けてあるのですが,それを外すのがまた一苦労。
そして,ヌンチャクを外してようやく滝のうえに出ようとアックスを打ち込みますが,氷はさらに硬く締まっていてなかなかなアックスが決まらない。足も不安定。
とても,リードで抜けれる気がしません。
せいぜい,滝の半分までですね。
トコロ会長も,かなり休憩を入れていましたがリードで抜けることができたのはさすがです。
 南沢大滝、長いです。リードしたものの上の方ではスクリューを打つたびにテンションをかけて休憩して登りました。なかなかフリーで気持ちよく抜けてしまうことができません。いつまでたっても、アイスのリードは厳しいですな。確かに、上に行くほど難しくなりました。風があたり昇華熱で冷えるためか氷が硬くアックスが跳ね返るし、割れやすくなっています。

途中,ザックの場所まで戻ってみるとこんなに大きな氷の塊がザックの上に乗っていました。こんなのが当たったら大変です。

今回は,この大滝に私たちを含めて2パーティーしかいませんでしたが,かなりの数の氷がバラバラ落ちてきます。

16時,大滝をあとにします。

車には,17時20分ごろ到着。

鹿の湯温泉は,食事と温泉のセット,今回はソースかつ丼にしました。
おすすめです。

 この日はがら
がらでした。我々は右の凹角を登った。下半分は水が滴っていた。トップロープをセットしたところ水がロープにつき、始点と滝の落ち口の間に距離があったためロープが凍りついて動かなくなってしまった。岩場でも使用するロープは表面が擦れるため防水機能が落ちやすく水をすいやすくなる。それが雪の中で凍りつく。ロープの一方を固定し、反対側を二人で何度も引くうちにようやく動いてくれた。NSGさんと私はペツルのオレンジのスクリューを3本ずつ計6本を使っている。このスクリューは本当にすばらしい。このスクリューのおかげで登れたようなものだった。
 それから、今回の南沢は氷がよく発達ししっかりしていた。週日で混みあわないのがよかった。(トコロ)