2023年7月30日
7月最後の日曜日は?若手の皆さんを連れての月末クライミング。
今年の若手はアルパイン志向の方が多いので、三ツ峠の岩場をチョイス。
三ツ峠山は標高1785mもあるので、山頂直下にある屏風岩はきっと涼しいはず!?と思い、行くことにしましたが、これが大間違い?
私も何年か振りの三つ峠の岩場に行ってきました。
▲自宅を出るときはすでに気温29度!?今日も暑くなりそうな予感。。。
しかし!?富士宮バイパスを走って朝霧高原近くになれば25℃前後と気温も下がり、三つ峠の駐車場近くでは23℃と涼しい。小川山と同じくらいかな?
駐車場は混んではいたものの駐車スペースはまだ数台空いていました。
身支度をしてアプローチを歩くも、木陰は涼しい!
▲でも?やっぱり登り一辺倒のアプローチは汗がダラダラ💦久しぶりの四季楽園に到着。
▲一息入れてから屏風岩の取り付きへ。すでに何パーティーの方が取り付いてはいたものの、以前よりはクライマーは少なめ。まだ日影なので登るなら今か!?
▲カトーさんパーティーはいつもの右壁を登るというので、私達は岳ルートを登ることに。
何年か振りの岳ルート。数年前は出だしからバランシーだった記憶がありましたけど、問題なし。
▲ノミズさんはホールドが届かなくて苦労されていました。
▲2ピッチ目が岳ルートの核心?でも以前よりもステンレスのボルトが乱れ打ち?されており、どれがどのルートかイマイチ判別出来ず。。。中には打ち損じのボルトなんかもあったりして綺麗では無し。
フリーのルートを開拓&ボルトを整備されるのは良いとは思いますが、あちらこちらに打つのは如何なものでしょう?しかもボルトの位置が悪すぎで、ただやたらめったら打ったような???
2ピッチ目もホールドに届かずノミズさんは苦労されていました。
▲いよいよ最後の3ピッチ目。カンテ沿いに登る岳ルートの見栄えするピッチです。
しか~し!太陽が回り込んできて日差しが熱い!
▲今回、モリッシーさんが急遽病欠?になってしまったので、ノミズさん&ヤッチャン&タッサンの四人で登ることに。でも四人目のタッサンをビレイするのはヤッチャンなので、セカンドをビレイする良い練習になったのでは?
▲最終ピッチを無事登り切って終了点に無事到着。岳ルートの残念なのは天狗の踊り場のような大テラスが無いことかな。でも陽当たり抜群の今日は天狗の踊り場は灼熱なことでしょう。
▲日差しは強くて暑いですけど、まだ風が吹くと気持ちが良いです。この景色も最高!いつも三つ峠ってガスってしまって展望はゼロの時が多いですけど、今日は展望に恵まれました。富士山に雲がかかっているのが残念。
▲暑いのですぐに懸垂開始。
▲「コオニユリ」が岩場の隙間から顔を出していました。青い空にこのオレンジ色の花弁が良く映える!
▲1ピッチ目は短く切って、狭いテラスから50m一杯で取り付きに無事到着。
▲取り付きで昼飯を食べて一息。太陽燦々、どこもかしこも岩場は陽当たり抜群。もう皆さん登る気力は無し?でもまだ時間は午後1時・・・帰るには早いのでどこかもう1本?と日影の場所を探したら、右壁の東面にある「草溝ルート」が日影!なのでこのルートを登ることに。
▲クラックをやっていないときに登ったら難しく感じた草溝ルートでしたが、ジャミングが出来れば快適快適。
▲先月の太刀岡山でクラックを経験した皆さんは問題なし。
▲2ピッチ目はちょいとワイドチック?ここも右からでも左からでもどちらもルートになっているよう。
私は左のクラックを使いながら右のワイドに足を突っ込んで登りました。
▲ノミズさんはここでも一苦労?登るルートを選ぶ私が悪いって!?
▲ヤッチャンも苦労していました。ワイドってやらないと難しいよね~
▲唯一タッサンは余裕の登り。やっぱりタッサンはクラック向きだよ。
▲さらに上部へ行くことも出来ますけど、日差しが強いのでこれにて終了。
取り付きに戻ると、カトーさんパーティーも降りてきて片付けをされていました。
▲三つ峠と言えば一昔の看板ルートは鶴亀ルートでした。あの八寸バンドのトラバースを体験して貰いたかったな~
取り付いていたパーティーの方と話をしたら「灼熱地獄でした🥵・・・」とのこと。そりゃ~この日差しの強い中、この壁に取り付いていればね・・・
これだけ暑ければいつも混んでいる三つ峠の岩場も空いているわけだわさ。
私にとっては久しぶりの三つ峠の岩場、若手の皆さんにとっては初めての三つ峠かな?
今風のフリーのゲレンデとしてはイマイチですけど、岩場の弱点を登るライン取りはアルパインのゲレンデとして良い練習になると思います。
皆さん暑い中お疲れ様でした。来月のアルパイン山行も楽しみましょう~! by toshizo