2025年6月29日
トシゾーさん&Qちゃん&若手の山ピー、そして私モリッシーの4人で御坂にある沢、蛾ヶ岳を源頭にもつ芦川支流「横沢」へ沢登りに行ってきました!
入渓点は「これ、本当に横沢?」って疑いたくなるくらい、水も少なく地味な渓相。
でも、ちょっと登れば雰囲気も良くなって「15mスダレ滝」が現れ、各自フリーで登るも・・・
これが、ツルツル滑ってメチャ怖い事!思わず手にも力が入ります。
そのスダレ滝を越えれば、さっそく両岸狭った1つ目のゴルジュへ。水量は少なく、深い所でも腰くらい。
そして、1つ目の核心「8mCS滝」へ。ここは記録通り、クラックと残置ハーケンがある右壁を伝って越える事に。
リードはもちろん、沢ヤのトシゾーさん。しかし出だしで、いきなり岩ごとガバが剥がれるハプニング!!ホント、何が起こるかわからない沢の壁・・・高い所から落ちなくてヨカッタ。。。
逆層の悪い出だしを無事離陸し、そこから左トラバースしてクラック沿いへ・・・スラブはツルツルでスメア足となりますが、そこも越えて無事突破!流石!
続いて、Qちゃん&山ピーも無事突破して・・・
最後の回収は、ワタクシ。支点のカムを回収する度に「ココで落ちたら、だいぶ振られるだろうな~?」って頭をよぎります。
「8mCS滝」を無事越えて、その上の「5mCS滝」は、苔むした滝左を突破し・・・
そしてこの沢のメインキャラ、落差30mあるであろう「不動滝」が目の前に!ここもリードは、トシゾーさん。
階段状に見えるバンドは、全てヌメヌメでキンチョーするとの事ですが、ハーケンとカムでプロテクション取りつつ上部へ。
最後の落ち口は、シャワークライミングになるつつも快調に?無事突破!流石トシゾーさん。
何を隠そう、うちの会の怪鳥?・・・じゃなかった会長です!
続いて山ピーは、ユマーリングで。このシャワークライミングのアングルが、なかなか映える事!
Qちゃんも登って、私も回収で登って無事突破!最後のシャワークライミングになる落ち口には、ハンドジャムばち効きのクラックがあって助かりました。水流が多かったら、最後の落ち口の突破は難しくなったかも?
またまたトシゾーさんのおかげで無事「不動滝」を突破できれば、その上には何やら人工物が・・・こんな山奥にも民家の跡?
朽ちた橋の跡を過ぎると水流は細くなり、2つめのゴルジュへ。
この「5mトイ滝」もヌメヌメでキンチョーしますが、フリーで登れて楽しい!
その上も、トイ状の滝が連続。水流が少ないせいか?先行者がいると、直ぐ水が濁ります。
いずれの滝も、フリーで登れて楽しい事!この滝を過ぎれば、標高790mの二俣へ。
二俣を左へ入れば水流は更に小さくなり、所々伏流に。そして無事、源頭を見届けて水流も無くなれば山頂も近し!?
って、稜線が見えてからの詰めが、また長いんですよね~。谷筋が消えるところから傾斜もきつくなり、最後はもうバテバテでしたが・・・
無事、山梨百名山の「蛾ヶ岳(ひるがたけ)」山頂へ。標高は1279m。山ピーのスマホ紛失事件もあり、稜線上を20分ほどウロウロしましたが、奇跡的に発見され・・・(笑)
下山ルートは、ちょっと荒れた廃道を通って・・・
最後は、お決まりの温泉「みたまの湯」へ。
今回の横沢は登攀系で、なかなかスリル満点。暑い時期に沢で涼むには、ちょっと水量は少なかったですが、良い刺激になりました。
これからの暑いシーズン、また沢へ行きましょ~! By モリッシー