粟ヶ岳1293m(川内山塊)

2009年6月21日(日)

目的:縦走 テント泊 参加者 M澤・O庭・F

コースタイム :21日 アクセス: 三条燕IC=国道289号=国道290号=加茂水源地休養センター
 休養センターテン場7:05~中央登山口7:18~3合目7:50~大栃平8:20~5合目8:25~6合目8:45~粟ヶ岳ヒュッテ9:05~粟ヶ岳山頂9:50
山頂10:10~避難小屋11:00~3合目11:50~登山口12:15~キャンプ場12:30

小雨から曇り下山時は晴れ

静岡を出る時、日曜日は雨の予報だったが荒沢岳を下りてから温泉場で聞くと日曜日の午前中は大丈夫とのことで粟ヶ岳の登山口へ向かう。
関越道を北へ、三条燕ICで一般道に。粟ヶ岳はかなり有名らしくて道案内の看板が多い。
キャンプ場は芝生のきれいなところで無料というのがなによりだ。先客が1張り。
聞くと地元のクライマーの仲間が今夜ここで宴会をするという。新潟労山のメンバーもいるらしい。
53歳が一番若いといっていた。夜、越の寒梅や雪中?という銘酒をご馳走になる。

今夜のメニューは冷やし中華。7時には横になる。
疲れと銘酒のおかげで隣の騒ぎも苦にならずに寝てしまった。
夜中テントのフライを打つ雨の音で目を覚ます。AM2.。強い雨が4時ごろまで続く、5時に大庭氏と今日は駄目だね。と話してゆっくり休むことにする。
6時起床、炊事場で食事の準備をしているとクライマー達が起きてきた。
天気予報では雨は後30分ほどで止むらしいよ。と教えてくれる。
あきらめていたヒメサユリへの願望がまた湧いてくる。どうしようかと食事しながら3人で話していると、折角ここまで来てヒメサユリを観ずに帰る手は無い。
今は観光バスも来るんだよ。きれいだよ!と焚きつける。
「4時間の登りだからまだ間に合うよ。」と。
このメンバーだと3時間で行けると踏んで計画通りに決行することにする。
荷も出来るだけ少なくした。水は1.5L(ぎりぎりだった)出発の時、傘をさして見送ってくれたが「蛭と虻がわんさといるから塩は持ったろうな」と水を注す。
貯水池の橋を渡ると登山口で1合目の標示有り。
いきなりの急登、雨のせいですべりやすいが道はしっかりしている。
3合目のベンチで休憩を取る。大栃平にから稜線上の道となり展望も良し。

雨はすっかり止んだ。しばらくすると岩場になり、梯子や鎖が出てくるが、昨日の荒沢に較べると楽なもの。遭難のレリーフがあり花が添えられているところをみると雪のあるときに滑落したのだろう。
氷がつくと厳しそうな痩せ尾根だ。
 小屋までに3株ほどのヒメサユリがあり。うっとりするほど可憐なピンク。
雨にぬれたせいでまさに清楚!!そのもの。時間との勝負なので帰りに撮影することにする。
小屋は寝具まで置いてあるきれいな小屋。
この小屋から先はつぎつぎに登山道の両側にヒメサユリが咲いている。
濃いピンク有り、白っぽいピンク有り。山頂に近くなると蕾も出てくる。
ヒメサユリ街道だ。来て良かったと思う。山頂は狭いが展望はいい。

下りはカメラにヒメサユリおさめながら。
時間も当初の計画どおりに追いついているので思い切りカメラに収める。
不思議なものでこの山には他の花はウツギとウラジロヨウラクぐらいしかない。
貯水場ちかくでヤマツツジ・コアジサイ・ヤマアジサイ・ガクウツギが咲いていた。(稜線にコメツツジ有り。)

下山後テントをたたんで「美人の湯」へ。750円だがタオル付で綺麗な施設。1000kmを越えた旅も12000円で楽しめた。感想は来て良かった。きれいな珍しい花に出合えた。