谷川岳で久しぶりの山スキー

4月15日~16日に山スキーに行ってきた!

 昨年入会したYGMさんが実は山スキーをやるというので「今度一緒に行きましょう」ということにはなっていたのですが、いかにせよ20年以上板を履いていない。労山に入ってから山スキーに行ったことはない。というわけでこの山スキーは静岡労山としては画期的なことになる。ブログ初の山スキー報告であります。はたまた、この日は会山行で山菜ハイクが計画されていた。会長でありながら、会山行を裏切り山スキーに出かけたのだった。会員諸君、いいかい、会長は山岳会の奴隷ではないのだよハーハッハッハッ、と心の奥底に思いながら裏切りの山スキーに出かけたのだった!
 しかし、久しぶりとなるとだいたい道具からして大変である。このあたりのことは個人ブログにあるのでそちらを見てもらって、ここではまず山スキーのこと。

 15日6:00に焼津の我が家で合流出発。11:00前に谷川岳ロープウェー駅についた。ほとんど高速を走るので意外と速い。でも、金がかかる。計画ではこの日に谷川岳、あすに巻機山。
 準備をしてスキー靴をレンタルて12:00に山頂駅を出発。ここでご近所さんにばったり出くわすことになりました。天気は曇り気味で時々ぽつりと当たったりしました。スキー場の脇から尾根にあがっていきます。

▼設定が変な風になっていてまともに写らなかった。尾根に向かって登ります。

スキーにシール登っています。速度的には、普通に歩くより速いが、傾斜には弱い。シールが滑り始めると、巣kジーを脱いで歩くことになる。

 ▼曇天の空ですが、山頂は見える。尾根をひたすらたどります。

▼時々雨が当たって、フードをかぶっている。下ろうかなぁ…などと思ってしまう。

▼下りのために雪がつながっているところを探しながら登ります。この時期ですから、雪が切れて下れない斜面もあります。ここなら雪が下までつながっていそうだと思って撮った写真。

▼ブッシュが出ていたり、雪が切れていたりします。こういう割れ目を見ると谷の雪崩が心配になります。

▲下りでうっかりしてクレパスに落ちないようにルートの目標を決めながら登ります。雪の向こうには肩の小屋があるはず。

▼山頂に近づき、来し方を振り返る。天気も晴れ間が出てきて、気分も盛り上がってくる。2時間くらいかけて登ってきたが、スキー場はすぐそこに見えました。

▼シール登高は続く。写真で見るとほとんど傾斜がないように見えるが、登りです。

▼肩の小屋の道標。終盤傾斜が出てきて、スキーを背負います。

▼山頂のYJMさん。やっと着きました。3時間かかりました。

▼気分よく山頂を味わいます。ちょうど、晴れ間が出た明るくなり360度の展望が広がりました。

▼山頂から肩の小屋方面を望む

あとは快適なスキー滑降が待っている!と思ったら、とんでもない。
スキーを履いたら全然板に乗れない。板に乗れないというのは、不安定で滑れない状態を指す。さすがYJMさんはスキーを回しながら快適に下っていくが、私の方はまるっきりダメ。雪が悪いし、スキーは久しぶりだし、へたくそだしでえらい時間がかかってしまった。ロープウェイ駅到着は17時だった。

 下山して、温泉に入りピザ屋で飯を食って公園にテントを張ってお休みとなった。明日は巻機山の予定だったが、靴を借りると出発が遅くなり時間的に厳しくなることがわかった。しかも、私はあまりに滑れなかったので、めげている。というわけで、翌日はスキー場でゲレンデスキーとなった。

▼雲一つない素晴らしい天気!巻機山に行きたかったなぁ…ま、来シーズンのお楽しみにしておきます。

 関越自動車道沿線には山スキーの対象となる山がいくつかあります。来年は土日の1泊2日で2ルートを楽しむ、というスタイルで行きたいと思います。今回は久しぶりで道具も間に合わなかった面があります。でも、山スキーを一応復活させることができたし、YJMさんという頼もしい方もいるし、静岡労山に山スキーを定着させる足がかりになった!山行でした。

(トコロ)