久しぶりの甲斐駒

参加者 会長、Mo、Sa、N、トコロ(以上労山)他に3名
 1月9日から11日にかけて恒例の仙水小屋泊の冬山山行に行ってきました。今年は甲斐駒、好きな山です。いつも音頭を取ってくれるEtさんが加療後でお休みなので、私が音頭を取ることになった。
 今年の冬山は12月下旬からずっと荒れ気味でした。下界にいても冷え込んだり冷たい風が吹いたのだから、3000mの世界では大変だったと思います。その点、今回の甲斐駒は天気に恵まれました。2日目の登頂の日など小屋の温度計を出がけに見たら-2度でした。行動中でも最低-10度ほどでした。ただ甲斐駒は、北岳や鳳凰が晴れていても山頂に雲がかかることが多い山だそうです。確かに天気に恵まれたとはいえ、ガスが出ていました。仙水峠から駒津峰にあがるあたりは地形から風が強く頬がひりひりと痛み、目出帽が呼気で凍り付きます。しかしここを過ぎると風も落ち着き歩きやすくなります。六方石からは直登コースを登り山頂に着きました。ガスで見晴らしはききません。こういう時、甲斐駒の頂上は登山道が集中してくるところで下山を間違えやすくなります。目印を付けるくらいの慎重さが必要です。
 下り始めると天気がよくなっていき、山頂が顔を出しました。16時前に小屋につき翌日下山。この冬は天気が安定せずなかなかピークに立てない日が多かった中で予定通り歩けたのはやはり私が晴れ男だからであると思った次第です。