北岳バットレス 崩落その後・・ 9/10(土)11(日)
当初は八ヶ岳に行く予定でしたが、紆余曲折の末、北岳バットレスとなりました。
クライミング教室で行けなくて残念、と私が言っていたため、トシゾーさんが考慮してくれたようです。感謝。
とはいえ、そもそもクライミング教室から外されたのは四尾根が崩落したためで、入山自粛の中、はたして大丈夫だろうかという気持ちも半分。。
メンバーは、CLのトシゾーさん、H田さん、H池さん、M渕さん、そしてO澤の計5名です。
▲広河原を7:00出発、まずは御池小屋を目指します。帰りに気付くことになりますが、結構な急登でした。
どうも疲れがたまっていたようで、暑さも相まってペースが上がりません。
どうも疲れがたまっていたようで、暑さも相まってペースが上がりません。
▲8:00御池小屋に到着。トイレがキレイでした。小休止して出発。
▲8:30二俣着。日差しが強く、汗だくです。。
▲Bガリー大滝を目指しますが、草が生茂り、踏み跡が見えなくなりつつあります。
▲いよいよ4尾根の全貌が見えてきました。
私は初登攀なので以前の状態を知りませんが、最終的に登る予定の城塞ハング
右側に以前の最終ピッチがあったとのことなので、崩落の規模が窺い知れます。
▲ガスっていて残念ですが、アルパインクライミングらしさが出ている画ですね。
▲マッチ箱から懸垂下降中のM渕さん。
▲岩盤崩落のあった枯木テラスまで登ります。
▲枯木テラスからの画。
▲枯木テラスから城塞ハングへのトラバース。
この切り立ったというか抉り取られた後のリッジが脆くてコワい。
しかも途中で切れており、距離的にはそうでもないけど恐怖心を煽ります。
▲いよいよ最終ピッチをトシゾーさんがアタック。
ここのためにあぶみを用意してきましたが、ザックが邪魔になってチムニーを抜けられない。。
そこでザックは別に揚げることにし、あぶみを使わずフリーで抜ける方法に変更。
ここでトシゾーさんのテンションが急に上がり、「フリー最高~!」と雄叫びを上げていました(笑)
▲ザックと人を引っ張るトシゾーさん。
クライマーと違って自分では登ってこないザックが重かったようです。
大変お疲れ様でした。
▲ザックを渡し終えたH田さんが最後に登ってきました。
▲ということで少々時間はかかりましたが、何とか無事クリア。みなさんお疲れ様でした。
▲ようやく北岳山頂に到着。立派なカメラを設置していた、カメラクルーの方に撮ってもらいました。
▲幻想的な景色で、天国のような地獄のような不思議な雰囲気。
▲今夜の宿泊地である肩の小屋が見えてきました。18:00小屋着。
▲翌朝5:30起床。今日も天気が良さそうです。
▲7:00肩の小屋を出発。今日は下山するだけなので、気が楽です。
▲下っている途中に見た雲が印象的でした。
巻雲(けんうん)といい、雲の中で一番高いところに発生し、温暖前線や熱帯低気圧が接近してくるとき最初に現れるそうです。ただ、巻雲が見られるような段階では、その後少なくとも数時間は晴天が続くと考えられ、天候が急変する心配は少ないとのこと。
巻雲(けんうん)といい、雲の中で一番高いところに発生し、温暖前線や熱帯低気圧が接近してくるとき最初に現れるそうです。ただ、巻雲が見られるような段階では、その後少なくとも数時間は晴天が続くと考えられ、天候が急変する心配は少ないとのこと。
▲10:00広河原に到着。後は温泉に入って帰るだけです。皆さん、お疲れさんでした。
崩落のため、今年度のクライミング教室では計画外となってしまった北岳バットレス。恒例の卒業クライミングの場所であり、ぜひ登ってみたいと思っていたので、今回無事登攀できてよかったです。ただ、もう少し霧が晴れてダイナミックな風景が見れたら、と残念な部分もありました。
また機会があれば行きたいと思っていますが、岩盤の不安定さは解消されていないため、危険を覚悟で、ということになりますね。トシゾーさん、またよろしくお願いします!
H田さん、H池さん、M渕さん、お疲れさま&また行きましょう~