8月25・26日、北岳バットレスを登攀しました。
山の天気予報は、午後過ぎには山麓から天気回復し、26日は晴れの予報です。最近、出番が少ない為、すね気味の愛車をなだめて、トコロ会長と芦安へ向かう。今回は天気のせいか、芦安第三駐車場に駐車できました。広河原インフォメーションセンターで、天気回復を待つ。書籍コーナーに半世紀以上前の登山雑誌「岳人」がずらりとありトコロ会長は熱心に見入る。私は「点の記」「氷壁」などのハードカバー本があり、感激。「氷壁」は昔の字体?で、読むのが難しい。1957年発売の皆様御存知の物語です。
・・・・で雨はなかなか止まないが、小雨になったので14:30出発。登り始めると、それなりに降ったり止んだりで、傘が重宝したが結局全身びしょ濡れ。着替持参したので助かったが、鉄の男のトコロ会長は着ながらツェルト内で乾かしていた。流石です。この夜、前線は南下して北の高気圧が張り出してくる。そう秋になるのです。北岳山頂朝気温は5℃の予報です。
bガリー取付(2011年の会ブログの写真を拝借)
b沢を詰めていくと取付です。2ピッチツルベで登り、アプローチシューズに履き替え4尾根取付に行きます。途中C沢をトラバース。
時々出てくる足跡から先行パーティがいることがわかりました。崩落後減少した入山者もまた戻ってきたようです。b沢を詰めていくと左に踏み跡が出てきます。昨年は下部フランケでしたから久しぶりの4尾根(トコロ)
時々出てくる足跡から先行パーティがいることがわかりました。崩落後減少した入山者もまた戻ってきたようです。b沢を詰めていくと左に踏み跡が出てきます。昨年は下部フランケでしたから久しぶりの4尾根(トコロ)
ガレガレのC沢(2011年の会ブログの写真を拝借)
晴れた天気も、昨日の濡れた大地が蒸発しはじめ、霧の大発生となり眺望なし。アルパインクライミングの楽しみが削がれテンション下がる。
雨の後だったのでがれが収まっていて全体的には歩きやすかったが、C沢は足元がよくなかった。(トコロ)
雨の後だったのでがれが収まっていて全体的には歩きやすかったが、C沢は足元がよくなかった。(トコロ)
4尾根:このフェースを登りきった所が崩落箇所。(2011年の会ブログの写真を拝借)
4尾根取付到着。再度ツルベ登攀。8cm程のクラックに足突っ込み、登攀開始。途中三角形の垂壁がありトコロ会長リード番で良かった。その後数ピッチ繰り返し、50mザイル使用したが、あと5m位上の棚まで行けるか不安だったので、45℃位の壁でビレイすることに。周りはガスっているので高度感は無し。たまには足場の悪い所でピレイする訓練も良いかと。そしてマッチ箱まで行き火をつけて・・・・ではなく10数m懸垂下降をする。
久しぶりに登ったら馬の背が長くなったような気がした。ルートは安定していた。前に来たときより壁が寝ているように見えた。c沢に入るところは踏み跡がハイ松の下に隠れるが黄色のシュリンゲで作った目印があった。さらに、c沢を渡ったところのわかりにくかった登り口のルンゼにはピンクの目印があった。親切になったものです。(トコロ)
久しぶりに登ったら馬の背が長くなったような気がした。ルートは安定していた。前に来たときより壁が寝ているように見えた。c沢に入るところは踏み跡がハイ松の下に隠れるが黄色のシュリンゲで作った目印があった。さらに、c沢を渡ったところのわかりにくかった登り口のルンゼにはピンクの目印があった。親切になったものです。(トコロ)
写真の広いフェースの右側を登りきった所が、大規模崩落箇所。流石にトコロ会長も消えたフェイスは登れないので左にトラバースして城塞ハング下まで進む。して、城塞ハングは運の良いことに?私のリード番になり、なんとなくクリア。枯木太いハイマツにビレイ点を取り、トコロ会長が登ってクライミング終了です。ここからは、歩いて登り稜線登山道に出て下山。テント場までは、トコロ会長に直噴ターボが効き始めて速い速い、あっという間に離されてしまいます。
今回は7ピッチで抜けました。6ピッチ目の途中に青い新しいシュリンゲでつくった懸垂支点がありました。cガリーに下降して中央稜に入るために作ったものだと思います。
最後のピッチは赤いハーケンが打ってあります。その上の数mはハーケンがべた打ちされています。
下から見ると、城塞の岩は左にチムニー、下に亀裂、しかも手前に傾いている形なので落ちてきそうに見える。Dガリー奥壁のクラックで割れて落ちるかとも思うがどちらが早いかなぁ・・・、落ちる時は家でぶらぶらしているときであってほしい。今回写真が自前ではないのですが、カメラは車の中に忘れてしまいました。(トコロ)
今回は7ピッチで抜けました。6ピッチ目の途中に青い新しいシュリンゲでつくった懸垂支点がありました。cガリーに下降して中央稜に入るために作ったものだと思います。
最後のピッチは赤いハーケンが打ってあります。その上の数mはハーケンがべた打ちされています。
下から見ると、城塞の岩は左にチムニー、下に亀裂、しかも手前に傾いている形なので落ちてきそうに見える。Dガリー奥壁のクラックで割れて落ちるかとも思うがどちらが早いかなぁ・・・、落ちる時は家でぶらぶらしているときであってほしい。今回写真が自前ではないのですが、カメラは車の中に忘れてしまいました。(トコロ)
・・ ・・ が、下山下手な私が無理すると膝を酷使してしまうので、今回はマイペースで下ります。荷物・ツェルト回収後、再度下山開始。下山中、バットレス先行登攀パーティの2人に追いつき、『速いね、なにを慌てて下山するの?』とそのおじさん。、「異常に速く下山する方いませんでしたか」と私。『いたいたすっ飛んでいったよ』とおじさん。して、トコロ会長はインフォメーションセンター横で待っていた。
無事、芦安駐車場の白峰快感で温泉に入り、おっと会館でした。アイスクリームとコーラを貪る登山者を横目に車に乗り込み、無事静岡到着のはずだった。
帰り清水ICから、バイパスに入った途端に大渋滞。ナビには通行止めのマークが表示されているではないか。隣の車線の方がほんの少しづつだが進む。で隣の車線遷るとほぼ必ず元居た車線が動き出すというマーフィーの法則があるのでここは辛抱。やっと開放され動き出したが事故跡も無く渋滞原因不可解でした。
by忍者君