2013年9月7日 太刀岡山左岩稜
トコロ会長、O澤さん、TBさん、忍者君 4人で、午後雨予想の岩場に向かう。今回は難易度が高いので遠慮しようと思ったが、気がつくとくクラックに足を突っ込み、格闘していた。
道路横の沢を渡り進む。アプローチは短い。
これから登攀する岩を見上げる。土は湿り、シューズにはりつく。
いきなり核心の1ピッチ目です。「君たち、このクラックをサクサク登り、労山の星となるのだ」と指差しながら言った様な、言わなかった様な、トコロ会長。
はい、確かに私はそのように語りながら、クラックを指差したのであった。さらに「ご覧、やがてこのクラックに夕日が沈む・・・」とつぶやいたのだった。(トコロ)
はい、確かに私はそのように語りながら、クラックを指差したのであった。さらに「ご覧、やがてこのクラックに夕日が沈む・・・」とつぶやいたのだった。(トコロ)
離陸もなかなか難しそうで、既に後悔しながらピレイしているのだ。
フットジャム、ハンドジャムを確実に効かせながら登るトコロ会長。
私は、このピッチが始めてのクラック登攀でした。さすがに大変。もう北部体育館のウォールを5回ほど登った気分になりました。(忍者君)
私も途中で帰りたいと思いましたよ。このクラック出口が難しくて・・・でも帰るって落ちるってこと?それもいやだし・・・。そういえば、我が静岡労山には二つの伝統がある。一つ目は「行けば何とかなる」もう一つは「行ったら、どんな手段を用いても、抜けること」(トコロ)
私も途中で帰りたいと思いましたよ。このクラック出口が難しくて・・・でも帰るって落ちるってこと?それもいやだし・・・。そういえば、我が静岡労山には二つの伝統がある。一つ目は「行けば何とかなる」もう一つは「行ったら、どんな手段を用いても、抜けること」(トコロ)
果敢にも 1ピッチ目リード志願で登り始めるTBさん。
すばらしい!TBさんは我が会の伝統にふさわしい。キャリア1年にも満たないのにクラックのリードをしようというのはすごい!(トコロ)
すばらしい!TBさんは我が会の伝統にふさわしい。キャリア1年にも満たないのにクラックのリードをしようというのはすごい!(トコロ)
2ピッチ目のダブルクラックを登り始めるTBさん。
Wクラックの左側が、足置けるので1ピッチ目に比べれば少し楽になりました。ノースウォール2回分くらいの気分です。(忍者君)
2ピッチ目からはぐっと楽になります。1ピッチ目は落下するかもしれないのですが、2ピッチ目からは落ちるようなところはありません。細いクラックですが凹角内のダブルクラックは手の置き場やフットが多くてフリーで十分いけます。(トコロ)
2ピッチ目からはぐっと楽になります。1ピッチ目は落下するかもしれないのですが、2ピッチ目からは落ちるようなところはありません。細いクラックですが凹角内のダブルクラックは手の置き場やフットが多くてフリーで十分いけます。(トコロ)
狭くなった右クラックに格闘するTBさん。
3ピッチ目を登誰か・・・・私だった。
3ピッチ目の終盤はスクイズチムニーになっていて、手足であちこち突っ張りながら登りました。(忍者君)
3ピッチ目もリードのTBさん
ひさし状に出た岩を超えるとチムニー、ここはうまく登れるときと苦労するときがある。苦労するときは、荷物が引っかかったり体が変な体勢で固まり、身動きが取れなくなるときです。また右上のアンカーが下から見えないのも注意したいところ。(トコロ)
4ピッチ目 を歩くと、5ピッチ目の尖った岩が現れてきました。
5ピッチ目のクラックにカムを挿入するTBさん。
5ピッチ目クラックを無事通過
先程下から見た尖った岩。
高度感が増してきました。
6ピッチ目の登攀開始です。
高度感が増してきます。
ロープの流れを注意しながら登ります。
7ピッチ目が始まります。
7ピッチ目のナイフリッジで蟹になったTBさんが、終了点が近いことを知ると『まだ物足りない』とノタマウのである。なかなか逞しい性格です。
気がついたら、このピッチでリードをしていた。途中、リングボルトも少なく、ロープも何処かに挟んでいる様子で重たい。まるで、重い荷物を担いで登るがごとし。重た過ぎの為にナイフリッジの意識もなく、ロープを手で引き確保しながら登ることに。ロープ長さもぎりぎりだった様子。ロープの流れは重要なことを改めて理解しました。(忍者君)
ザイルは途中の岩溝に挟まり上のザイルが下のザイルを押さえて下のザイルが重くなっていました。声も通らない状況でした。傾斜が寝てくるとザイルの引きが重くなり溝にはまる、木に絡むなどザイルトラブルが発生しやすくなる。落ちるような岩ではないのでたるみも気にせずに行ってしまいましたがね。(トコロ)
ザイルは途中の岩溝に挟まり上のザイルが下のザイルを押さえて下のザイルが重くなっていました。声も通らない状況でした。傾斜が寝てくるとザイルの引きが重くなり溝にはまる、木に絡むなどザイルトラブルが発生しやすくなる。落ちるような岩ではないのでたるみも気にせずに行ってしまいましたがね。(トコロ)