八ヶ岳 ジョウゴ沢 裏同心ルンゼ

八ヶ岳 ジョウゴ沢 裏同心ルンゼ 2013年12月1日-2日
K会長、K部さん、H部さん、O澤の4名で八ヶ岳にアイスクライミングに行ってきました。
K部さん、H部さんは初のアイスクライミング。私も2回目ですが、前回は会のバイルを
借りましたが、今回はバイルとアイゼンを用意しました。天候も良さそうだし、楽しみです。

静岡7:00出発→美濃戸口10:00。気温は0度。駐車場はガラ空きだった。
 

 ▲ 10:20 重い荷を背負って、まずは美濃戸を目指します。
人生重い荷物を背負い、長い坂を歩くがごとし。静岡のユルキャラが言ってました。(H部)
 

▲ 天候は良いはずだが雲が多い。 
 

▲ 13:15 赤岳鉱泉に到着するとヘリの爆音が迫ってきた。
聞くと裏同心ルンゼで滑落事故、骨折とのこと。
おーい、明日行くんですけど。。気温-5度。
 

 ▲ 幕営後はジョウゴ沢へ向けて出発。硫黄岳に向かう登山道から3本目の沢に入ります。
 

 ▲ 14:30 F1を登るH部さん。
アイスクライミング初心者のためにK会長がレクチャー。
「なんて親切なんだ、オレのときは・・」とは本人の弁(笑)
うーん、へっぴり腰だ。へこんでしまうが、客観的に見れるのでありがたい。(H部)
 

▲ 続いてF2へ移動。
まだ完全に凍結してなくて裏は水が流れている。
氷が薄い部分があるので要注意。

こうしてみると立派に見えますが、実はそんなに立派な滝ではなかった。傾斜もきつくないので簡単でした。(トコロ)


▲ F2を登るK部さん。
 

▲ F2を登るH部さん。初アイスクライミングはいかがでしたか!?
 アイゼンが固い氷面になかなか食込まなかった。帰宅後アイゼンと睨めっこして、前歯の角度と蹴り込み角度が問題だとわかった。早くリベンジしたい。(H部)

 ▲ 16:00 日の入りが早いこの時期。暗くなる前に撤収。
 

▲ 風もなく、厳冬期に比べれば快適に眠れたが、さすがに明け方は寒かった。。 
日曜日ということもあってテントサイトは閑散。
夜、外へ出てみるとK会長の声だけが辺りに響いていた。。
 

 ▲ 翌朝7:30、裏同心ルンゼへ向けて出発。
のんびりしていたら予定より1時間遅れになってしまった。
ちょっとガスってますね・・
 朝時間がくると、時計のごとく正確に
起きる会長が起きなかった。皆は、その精密時計が極まれに遅れることを知らぬ為に仲良く寝過ごしたのだった。(H部)
 それはねぇ、時計がテント内行方不明で時間がわからなかったからですよ。ついでに手袋も行方不明になったが、思ったとおりたたんだシュラフカバーの中にあった(トコロ)

 ▲ 8:00 昨日の滑落事故はどうして起こったのか?フリー?リードミス?
なんて考えながら、F1に到着。
K会長リードで登攀スタート。
 

 ▲ H部さん、K部さんがセカンドで登ります。
やはり、自分のへっぴり腰が情けない。しかし、アイスはフリクションが効きなかなか楽しい。(H部)
 

 ▲ 続いてF2もK会長リード。
3段目はK会長のアイススクリューを借りて自分がリードをさせてもらいました。
壁の途中でスクリューを差し込むのはなかなか大変です。
 NEWのアイスパイルと縦爪アイゼンを駆使したO澤さん。手は寒そうだったが、フトコロは暖かそうだった。私は双方冷たかった(H部)
 
そしてF3。
ん!?写真がない。
どうやらそのままリードしたため、撮り忘れた模様。。
 

 ▲ F3を抜けるとF4、F5が見えてきた。
気温はー5度。
風もなく快適。青空も顔を出した。

これ傾斜が写真以上にゆるかった。凍りも厚めでした。はじめ歩いて登れるかと思ったが、立つのはやっぱ怖かった。(トコロ)
 

 ▲ なだらかなF4。自分はフリーで。
 

 ▲ いよいよ核心!?のF5へ。
 

▲ F5は再びK会長のリード。壁は立っていて氷も結構堅いようでしたが、問題なくクリア。
自分が続いてセカンドで登ります。カツーンと一発でバイルが決まると気持ちいいですね。
残るお二人も無事クリア。ここへ来て気温が少し下がったようでロープが凍り始めた。

ここもなんとなく登ったわけですが、アイスってなかなか上達しないような気がしています。垂壁ではないのですが、なんとなくぎごちない感じで一日終わった。う~ん、うまくいかんもんだ・・・。(トコロ)
  

 ▲ 最後のF6は大同心の基部へ向かって右手を上がっていく感じですが、
それをパスし、日向になっている場所で休憩し、登攀は終了。 
 

▲ 大同心基部からの眺め。すっかり冬山ですね。 
 

▲ 行動食を食べた後は、大同心稜を下って赤岳鉱泉へ戻りました。 
 

▲ 14:00 荷物をまとめて美濃戸を目指し、北沢ルートで帰ります。
しかし、荷物が重い。。
 
▲  今日は美濃戸口まで行かねばなりません。

陽が沈んで暗くなる前に駐車場に到着できるか。 

▲ 16:30 なんとかヘッデンを出さずに無事到着できました。
 帰りに、コンビニに寄るたびに、アイスを食していた方がおりました。夏のアイスはおいしそうですが、冬は見ているだけで氷そう。それにしても見事なアイス食ライミングでした。(H部)
帰りの荷物がだんだんきいてきて最後には肩が痛かった。15kg位しかしょっていないのにつらかった。アイスを食ってから帰りに温泉に寄った。そうしたらタオルの代わりにスコップで背中を流そうという人がいたので驚いた。(トコロ)

今回、事故、怪我もなく、天候にも恵まれて冬の八ヶ岳を楽しめました。
初のアイスクライミングだったお二方も楽しめたようです。
そして、私も夏に購入したバイルと高価?なアイゼンの感触が確かめられました。
皆さん、また行きましょう!!